「大きい」ところから逃れる

私は独立する前、比較的大きな企業に勤めていました。

買い物も、大手のチェーン、デパートなどがほとんど。

そのほうが楽だったからかもしれません。

ただそういった大きなシステムに属しているとふと虚しくなることがありました。

自分のしている仕事が何の役に立っているのか分からない、

自分の食べているものや着ているものがどこで誰が作ったものなのか分からない、

銀行にお金を預けていてもただデジタル情報が見れるだけで何に使われているのかが全く見えてこない。

そうなると「とりあえず生活が回っているからいいや」

と自分の周りのことしか考えなくなっていました。

今はなるべく「自分の目の見える範囲で、納得できる場所」に属していたいと思っています。

大きな力、大きなお金が動くところとは距離を置く

世の中には大きな力、大きなお金が動く場所があります。

権力者が集まるようなところです。

 

なるべくそういうところとは距離を置こうと思っています。

大きなシステムに属してしまうと、自分のしていることが周りにどんな影響を与えているか、見えなくなってしまうからです。

私の場合、お客様の顔の見えないような仕事(直接お客様と対応しない大手からの外注仕事など)は一切行わないつもりです。

紹介会社など手数料ビジネスを行っている会社も、

大きなシステムが動いているところなので今後属さないようにします。

ミニマムに活動している方が幸福度が高い

大手の会社に勤めていれば、それなりに給料がもらえるでしょう。

私も今思い返せば、勤務時代は自分の働きぶり以上に給料をもらっていたのではないか、と思うときがあります。

しかしそのお金は私が何をしたことによって払われたものなのか、いったいどこから来たものなのか、実は誰かから搾取されたものではないか、

といった疑問を解決する術がありませんでした。

実際給与明細をもらっても嬉しかったのは初任給のときくらいで、その後は支給額以外ほとんど見ていませんでした。

現在は、自分に入ってくるお金はすべて「払ってくれるお客様の顔」が見えるものです。

大手企業に勤めていたときに売掛金の消込作業(入金時にどの売上かを確認する作業)をしていたときのつまらなさとは大違いです。

会計ソフトに入力するときも感謝の気持ちと嬉しさでいっぱいです。

お金の多寡にかかわらず、お客様の顔が見える範囲でミニマムに活動している方が、人は幸せなのではないでしょうか。

まとめ

もちろん大きな組織でグローバルに、バリバリと働くことが好きな人もいると思います。

どちらかというと「ひとり」「ミニマム」派は少数派でしょう。

ただ世の中の流れは後者寄りになってきているとは感じています。

個人がゆるやかに信頼とお金を循環させていくような社会が、来てほしいと思っています。

アイキャッチは最近読んだ税理士の山本憲明さんの「会社は『1人』で経営しなさい」という本です。

小さく活動していくことのメリットが書かれていて、考え方がとても参考になりました。

編集後記

本日は、午前中フリーランスの税務顧問依頼の打ち合わせ。自分でクラウド会計ソフトを使って管理していきたいとのことで、頼もしいです。

午後は対面相談1件。

お客様の年末調整は本日終わらせました。

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