子供も大人も楽しめる絵本を以前から気に入って購入しています。

特に洋書の絵本はインテリアにもなるので好きです。

もう10年くらい前に買っていまだに持っているのがこちら。

1943年に刊行されて以来70年以上も不朽の名作と言われている絵本です。

あらすじは至ってシンプルで、とある片田舎に建てられた小さなお家の視点から、現代の都市化への弊害が描かれています。

内容的には深く考えさせられるものですが、絵は素朴で親しみやすく、子供にも大人にもお勧めできる絵本です。

素朴だけれどもディティールに凝ったタッチは、子供にもお勧め

絵本の中でもタッチが馴染みやすい、馴染みにくいなどそれぞれ好みはありますがこちらの絵本は素朴であるけれどもディティールにこだわりが感じられます。

色とりどりの自然に囲まれた冒頭のページから徐々に都市化が進んで白黒になっていく状況が克明に描かれています。

お子さんが見ても最後まで飽きないと思います。

気軽に洋書を楽しみたいという人にもお勧め

この本は日本語版(邦題:ちいさいおうち)も出ていますが、原書がお勧めです。

日本語で訳されてしまうよりも、原文のほうがニュアンスが伝わってきます。

とても簡単な英語で書かれているので気軽に洋書を楽しみたい人や子供に英語に興味を持ってもらうのに良いです。

英語を勉強しなきゃ、と思って最初から分厚い洋書を買ってもなかなか続かないものです。

私自身仕事で英語が必要になったとき、まずこういった絵本から慣れていきました。

絵本はストーリーが単純なので苦なく最後まで読むことができます。

大人も深く考えさせられる内容

子供は魅力的な絵にまず注目してしまうと思いますが、大人にとってははっとさせられる内容であります。

70年以上も前に、忙しない現代人への警鐘を鳴らしていたということに驚きです。

また、抽象化された「家」の視点から描かれた内容が逆にハラハラする展開となっています。

都市化が進んだ状況を描いたページは、まさに朝の通勤ラッシュそのものです。

ビルの隙間や鉄道の下に押し込まれた小さな家はとても辛そうです・・

朝の光も感じられない、夜の静けさも感じられない、人の溢れる中せわしなく走り回り、季節の移り変わりも感じられない。

そんな現代人は果たして幸せといえるのか。

絵本は「かくあるべき」といった押し付けがましい教訓がないのでかえってすっと心に入ってきます。

まとめ

忙しない現代人への警鐘を鳴らした不朽の名作絵本「The Little House」を紹介しました。

絵本は子供が読むもの、という固定観念が薄れ最近は大人向けの絵本も数多く刊行されています。

忙しないときこそ、立ち止まってこういった本を読んでみると発見があるかもしれません。

編集後記

昨日は午前中仕事、午後はずっと行きたかった「横浜トリエンナーレ」へ。

「接続」と「孤立」がキーワード。

横浜美術館、赤レンガ倉庫、横浜開港記念館に展示されている作品を見て回りました。

現代アートはなかなか理解が難しいものでしたが^^;

横浜美術館に飾られていた立体的な照明が素敵でした。

11月5日までやっていますので、興味のある方、お近くの方は是非。

ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」 | 横浜トリエンナーレ

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