この時期になると、税理士による電話の無料相談が各地の税務署で実施されます。

相談内容は主に所得税、その他消費税、贈与税も含まれます。

私は去年開業したばかりなのでこの無料相談の業務はしたことがありませんでした。

電話は嫌いですが、経験になるのではと応募してみたところ、見事(?)すべて当選。

(支部によっては人気がありすぎて応募しても当たらないことがあるとか)

電話嫌いの私が一日中電話でしゃべってみた結果は、、

「来年はもういいかな」

です(^^;

これでブログが終わってしまいそうなので、もうちょっと電話相談の良かったところ、悪かったところを書いてみたいと思います。

感謝してくれる人が意外と多かった

まずは良い点から。

電話相談へ行った方の話を聞くと、

「いきなりキレていた」「暴言を吐かれた」

などの話を聞いていたので、恐る恐るでしたがそのような人はいませんでした。

むしろ、「ありがとう、助かりました!」と言ってくれる人が多かったです。

やはり感謝の言葉を直接言われると嬉しいものですね。

知識を定着するチャンス

やはり電話がかかってきてリアルタイムに返さなければいけないのは思いのほか緊張感があります。

そのためか、必死で調べようとするので今まで関与してこなかった分野も頭に叩きこまれた気がします。

このハラハラドキドキ感は電話相談ならでは。

定期的にこういった機会を設けることは成長するチャンスなのかもしれません。

音が聞き取りづらい

次に、悪い点。

やはり電話でのコミュニケーションは対面やメールと違って難易度が高いです。

まず音が聞き取りづらいこと。

私の目の前には、大御所っぽい税理士さんが対応していて、その声量もさすがの大御所級でした。

パーテーションがあるのにもかかわらず、自分が話していてもその人の声にかき消されてしまう程・・。

文字にできない電話での会話は耳だけが頼り。防音の壁が欲しかったです・・。

画像やWebサイトを共有できない

また、電話では画像やWebサイトを共有できないところが辛い点です。

SkypeやチャットなどではURLを送ってすぐに共有できますが電話はそれができません。

なので〇〇の手引きの〇ページの・・という説明しかできないのは辛いところでした。

対面よりも気を遣う

電話は顔が見えない分、対応には十分に気を付けなければなりません。

ちょっとした言い回しで相手に不快な思いをさせてしまう可能性が高いです。

なので

「お手数ですが」

「ご面倒おかけしますが」

「お待たせしてしまいまして」

などの気遣いの言葉がどうしても必要になります。

対面以上に気を遣うのでその分かなり体力が消耗します。

まとめ

電話嫌いの自分が、一日中電話でしゃべってみた感想を書いてみました。

思ったよりも良い面もあり、参加してよかったと思っています(でも、来年は多分しませんが(^^;)

肝心な相談内容としては。

今年から始まったマイナンバーの件が多くなるかと思いきやほとんどありませんでした。

多かったのが医療費控除、住宅ローン控除、公的年金について。

毎年これらは多い相談内容のようです。

あと、資産税関係(マイホームを譲渡したときの特例や、住宅資金の贈与を受け場合の非課税措置など)の質問も意外と多数ありました。

事業を行っている人はほとんどいなく、年金受給者の方が大部分を占めました。

電話相談はこれから確定申告までぼちぼち続きます。

電話嫌いを克服できるチャンスかもしれません・・!

編集後記

今日は電話相談終了後、東京で新規のお客様と打ち合わせ。

会社員でありつつ、ライターもされている方でした。

MFクラウドの活用の仕方、決算・申告の流れなどお話ししました。

表題通りしゃべりっぱなしの一日でした。

今までの一週間分くらいしゃべったかもしれません。

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