派遣社員は悪い選択肢じゃない。大いに活用できる


同一労働同一賃金の問題でよく取り上げられるのが派遣社員などの非正規社員と正社員との待遇の格差です。

ニュースなどでは正社員との待遇差に不満を持つ非正規社員の人がクローズアップされるので、

非正規社員=給料低い、仕方なくやっている

のイメージが付いている人も多いのではないでしょうか。

確かに同じ仕事をしているのに待遇差があるのは問題なので、これはこれで変えていかなければならない問題です。

ただ、上記の問題はさておき、働き方として私は派遣社員の選択は悪くないと思っています。

私自身、独立前は派遣社員での就業を何社かで経験しています。

なぜ敢えて派遣社員を選ぶ戦略がありなのか、その理由を書きます。

待遇は言われているほど悪くない

正社員と派遣社員との待遇の格差、特に金銭面での格差は本当に大きいのでしょうか。

日本の正社員の平均給与は485万円(国税庁平成27年度民間給与実態統計調査より)です。

年間の平均労働時間は1729時間(データブック国際比較2016より)ですが、こちらは非正規社員も含めているので正社員に限ると少なく見積もっても2000時間程度と予測できます。(1日8時間程度、残業なし)

上記の前提で日本の正社員の平均時給を算出すると2,425円です。

性別や業種・職種で差は相当ありますが、この金額は高いと思われますか?

派遣社員の時給も職種や内容によりピンキリですが、専門性の高い仕事であれば時給2,500円を超える求人は結構あります。(特に英語やIT系の仕事)

もちろん正社員は退職金や福利厚生など他にも派遣社員と比べて優遇されていますが、いまやその費用を捻出できない会社も多いです。

金額だけ見ると、正社員との格差は言われているほどないかな、というのが私の印象です。

仕事とは関係ないことを基本しなくて良い

派遣社員は、契約書に明示されていること以外は基本しなくて良いことになっています。

あまり極端すぎる(電話に出ないとか)のは問題だとしても、この点は正社員よりもずっと気楽です。

お付き合いの飲み会も正社員は強制参加的なイメージがありますが、派遣社員は断りやすいです。

契約期間が決まっているため、人間関係に煩わされることもありません。

「派遣社員さんだし・・」と外部扱いしてらえるのはこちらにとってメリットです。

辞めることに後ろめたさがない

派遣社員の契約期間は基本は3ヶ月です。

その都度派遣会社の営業から「更新しますか」を聞かれます。

「もうここでは経験積めたし、いいかな」と思ったら更新しなければ良いのです。

「更新しません」と伝えれば、それで就業終了です。

引き継ぎさえきちんとできれば、契約期間の途中でも交渉によって終了することは可能です。

上司と退職時期を相談したり、退職願を出したりしなくて良いので辞めることに余計な労力がかかりません。

意外と未経験OKの仕事もある

派遣社員というと、経験者、プロといったイメージがある人も多いと思いますが実際は未経験OKの仕事もあります。

例えば経理の仕事であれば、いきなり

  • 月次決算、年次決算
  • 開示
  • 税務申告

は難しいとは思いますが、

  • 経費精算チェック
  • 簡単な伝票起票
  • 小口現金管理

などの簡単な仕事もあります。

時給は下がりますが、0から1の経験ができるのもメリットです。

スキルに自信がなければ、まずこういった仕事をして徐々にステップアップしていくという方法も有効です。

時間や日数に融通がきく

派遣の求人の中には、短時間のもの、週何日間のものなど時間や日数に融通がきく案件もあります。

また、最初は週5日で就業していたけれどもある程度信頼がついたときに時間や日数を調整してもらえる場合もあります。

私も実際、子供が小さい時や、大学院に通っていた時は勤務日数を調整してもらっていました。

小さな子供を抱えている方や、転勤族の方、介護をする必要のある方の場合には時間や日数に融通がきくのは相当助かるはずです。

会社によっては過去の勤務形態を気にしないところもある

派遣社員での勤務をしていると、このままずっと派遣社員ではないだろうか・・と不安になる方も多いと思います。

確かに多くの会社では正社員での勤務を重視していますし、転職回数に条件をつけています。

ただ、過去の勤務形態をあまり気にしない会社もあります。

典型的なのが外資系企業。

そもそも働いている人が皆転職を繰り返している人たちばかりなので過去をあまり気にしません。

それよりも何ができるのかのスキルを重視する傾向が強いです。

また、フリーランスとして独立してしまえば過去の勤務形態は全く関係なくなります。

クライアントに「過去の勤務形態は?」と聞かれることもないでしょう。

ただ、自分がしてきたことの棚卸しはいずれにしても必要です。フリーランスは「何ができるか」を常にクライアントにアピールすることが必要です。

どうしても正社員になりたいのであれば紹介予定派遣がオススメ

私が派遣社員として働いていたときに周りにいた派遣社員の方で、正社員との比較から不満を漏らす方もいました。

もしどうしても正社員になりたいのであれば、不満を漏らすのではなく確実になれる方法を探しましょう。

その1つとしてオススメが紹介予定派遣です。

一定期間派遣社員として勤務した後、双方合意の上正社員として勤務することのできる制度です。

お試し期間として派遣で働くことができるので、嫌だと思ったら派遣期間に辞められるのがメリットです。

まとめ

派遣社員は悪い選択肢じゃないと思える理由を書きました。

どんな働き方であれ、「自分の意志で選んだ」という意識でその後の道が全然変わってきます。

周りの情報に影響されることなく、何が自分にとって最適な選択なのかを考えていくことが大切です。

編集後記

昨日は午後小学生向けの租税教室研修へ。

国税庁のHPで紹介されている租税のDVD「マリンとヤマト 不思議な日曜日」を見たのですが、見た目は子供向けですが内容は結構シビアな大人向けで・・

(税金がなかったらどうなるか?の世界を描いています)

確かに税金は必要だなあ、と素直に思いました。


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