西原理恵子さんのコラムを読んで

去年、「毎日かあさん」などで有名な漫画家である西原理恵子さんの「女の子が生きていくときに、覚えてほしいこと」という本を読みました。書評も書いています。

[お勧め本]「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」西原理恵子著

先日、西原さんの下記のコラムを読んで、「子どものためという呪縛」に自分もかかっていたなあ、とあらためて思いました。

卒母・西原理恵子の子育ての結論「母乳、食育は放棄。子どものためという呪縛から逃れて」 (1/5) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

「子供のため」が母親を追い詰める

私は15年前に子供を産んで1年くらい子育てに専念していたときがあります。

20代始めに産んだので、周りはだれも産んでおらず頼れるものは公的機関からの情報、ネット、雑誌くらいでした。

そこには

「離乳食は手作りで」

「母乳で育った子は免疫力が高い(母乳神話)」

「小さな子供がいても家を綺麗に保つ方法」

「ママ友の作り方」

「PTAの役員どうする?」

などなど母親を追い詰めるような情報ばかり。

実際、

どんなに疲れてても時間をかけてさつまいもをすりおろしたり豆腐を濾したり。

子供が寝ている間に自分も寝ればいいのに無理に掃除したり。

私も「子供のため」の呪縛にかかっていました。

気づけば毎日ヘトヘト、ストレスだらけ。

今私があの頃の自分にアドバイスするのであれば、

「手作りに無理にこだわる必要ないよ」

「ミルクでも十分健康に育つよ」

「家が汚くても誰も死なないよ」

「ママ友いなくても何も困らないよ」

「PTAは無理に参加しなくていいよ」

と伝えるでしょう。

いまだにこういった「スーパーマザー」的なことを要求する風潮はある気がします。

だからこそ西原さんの「子供のためという呪縛から逃れて」という言葉が多くのお母さんに響くのでしょう。

周りの圧力に屈せず、自分で自分の生き方を決めよう

西原さんの書籍にも書かれていますが、女性こそ生き方の戦略が必要だと思っています。

私自身子育て専念期間を経て、

「このままでは自分が精神的にも、経済的にも自立できなくなってしまう」

と危機感を感じ仕事をすることを決めました。

周りからは

「こんなに子供が小さいのにかわいそう」

「旦那が稼いできているのなら働く必要ないのでは?」

「子育てと家事・育児の両立はできるの?」

と反対されました。

それでも、半ば強引に?保育園を決め、仕事復帰しました。

確かに仕事復帰後は大変でしたが、今でもこの選択は間違っていなかったと思っています。

周りからの圧力に屈して自分では望んでいない選択肢をとったら、

後悔だらけだったかもしれません。

 

ほとんどの女性は自然と子供優先になってしまうものです。

むしろ優先しすぎになってしまう傾向があります。

だからこそ、女性は「自分中心」の生き方をする必要があると思っています。

一人で「子供のため」という呪縛を抱えこんで「なぜ私だけ・・」となる方が子供に悪影響です。

周りからなんと言われようと、自分で自分の生き方を選択しましょう。

編集後記

今日は、息子が高校の願書を出しに行きました。

念のため、私は予定を入れずに自宅で待機。

案の定「道どっちだっけ?」のLINEが・・Google Mapあるのに。しっかりしてくれ(^_^;)

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