先日、三者面談での出来事です。

神妙な雰囲気の中、息子と二人、年配の先生を前に三者面談スタート。

(どうも小さいころからの名残か、「学校」と言われる所に行くのは苦手です)

何を言われるんだろう、友達に悪さしてないか、遅刻していないか、掃除サボってないか・・

と色々頭の中を巡っていたのですが話の大半は

「てへんの書き方にクセがあるので直してください」

ということでした。

tehenn

一瞬「「テヘン」って何だっけ?」となり焦りましたがようやく部首のことか、と気づきました。

どうやら息子の書く「テヘン」は癖があるから直した方が良いと。

直さないと試験で採点する側が×をつけるかもしれないとのことでした。

なるほど・・確かにそれは直した方が良いかも。

しかし・・年に何回かの親と子と先生が一同に集まる場で力説することなのかなあ、と思いました。

テヘンがきちんと書けた方が良い、確かにそれはそうですが手書きが主流でないこの時代、何故にそこにこだわる?と思ってしまった次第です。

ああ、ここで意見したらモンスターになってしまう・・と黙って聞いていました。

義務教育の目的は、集団生活の中で生きていくために必要な事柄を学ぶこと。

友達とうまくやっているか、ルーティーンはきちんとこなしているか、ルールは守っているか・・そういったことの方がずっと大事だと思うのです。

しかし、先生が教育を受けていた時代(手書きが主流の時代)と、現代は全く環境も違っているし、致し方ない事なのかもしれません。

私が子供の時は、先生が言っていることは絶対でしたし、親も特に異論はなかったと思います。

しかし自分が親になってみて「なんで?」「どうして?」と感じることは逆に年々増えていっている気がします。

(テヘン一つでこれだけ疑問がわくくらいですから・・)

唯一の正解がないこの時代、教育について考えさせられた出来事でした。

編集後記

という訳で本日はMP(モンスターペアレント)チックな記事を書いてみました。

普段子供が大半の時間を過ごす学校。

そこでお世話になっている先生たちにはとても感謝しています。

けれども、先生の言葉を鵜呑みにはしておらず、都度家族で話したことについて考えています。

自分の頭で考えることがますます重要な時代。子供と一緒にずっと考え続けていきたいですね。

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