読書を生活の一部にするには

小さい頃から比較的読書好きですが、大人になってからも読書の習慣を持てています。

世の中には読書が苦手な人も多いですが(むしろ読書している人の方が少数派でしょう)、

なぜ読書が苦なく続けられているのか、最近読んだ森博嗣さんの「読書の価値」という本で初めて気づきました。

それは、「自分で本を選んでいる」ということです。

当たり前?と思うかもしれませんが、意外と自分で選んでいない人が多いようです。

例えばベストセラーになっている本をそのまま買う、Amazonで人の評価をひととおり確認してから買う、上司に勧められた本を買う・・など

「自分が純粋に興味あること」ではなく損したくない、周りから認められたい、といった視点になってしまっている。

そんな考えもなく好き勝手に自分で本を選んでいたからこそ今まで自分の生活の一部になっていたのかな、と思っています。

読書を生活の一部として続けるには、とにかく「自分で本を選ぶ」ことだと思っています。

「読むべき本」はあまり面白くない

小さい頃から、「課題図書」に挙げられている本や、教科書に載っているような小説はあまり好きではありませんでした。

小学生、中学生に夏目漱石や太宰治を読ませたところでどれだけ興味を持てるのか、疑問です。

ですので図書館や本屋に行って外国のミステリーや、ハンドメイドの本など自分が興味ある本を好き勝手に読んでいました。

今でもその傾向は変わっていません。

本選びは一期一会

身に付けたい知識があるときはAmazonでまとめ買いもしますが、基本的には本屋さんでぱっと選ぶことが多いです。

著者が気になったり、表紙のデザインが気に入ったり、タイトルが気になったり、選ぶ基準はバラバラです。

しかしそういった自分なりの「基準」を持つことが本を選ぶ段階から必要なんじゃないかな、と思っています。

森博嗣さんは、本選びは人選びであるとも言っています。確かに、本選びは「一期一会」で、ベストセラーになっていなくても、有名な著者でなくても、自分のバイブルになる本は確かにあります。

誰の基準でもなく、自分で見つけ出したバイブル本は本当に幸せな気持ちにしてくれます。

そんな本選びを人任せにしてしまうのは、大切な結婚相手を誰かに選んでもらうようなことなんですよね。

子供の本選びが面白い

自分がこういった考えなので、子供にも特定の本を勧めたりすることはありません。

すべて自分で選んで買ってもらっています。

久しぶりに子供の本棚を見たところ・・面白かったです。

小さい時に買った百科事典とか歴史本に紛れて経済学、会社の数字の本、政治本、交渉術の本、法律の本、小説などが・・。

(ビットコインは私の本棚から持ち出してそのまま彼の本棚に収まっていた)

ジャンルもバラバラで笑ってしまいました。

なんでこういった本を買っているのか聞いてみたところ、「議論に強くなりたい」「新聞がわかるようになりたい」など彼なりの理由があるようです。

「高校生らしい本を読ませよう」とお勧め本を買ってきていたら、こういった自由な本選びはできなかったでしょう。

ついつい親としては読書の習慣をつけさせようと、手出しをしてしまいがちですが、子供にこそ自由な本選びをさせた方が良いと思っています。本当に面白い本選びをしてくれます。

まとめ

本との出会いは人と同じく一期一会です。失敗したとしても、数千円程度の損失。

どんどん失敗して自分の本選びの嗅覚を磨きませんか。

編集後記

昨日は、終日執筆、合間にメール相談対応など。

海外取引に対する源泉税については国内法、租税条約両方検討して判断を下す必要があります。順をおって検討していくことが大事です。

Today’s New

「デフレの正体」「里山資本主義」藻谷浩介さん著 読了

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