日没になると真っ暗になる街に暮らして
1/152025
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私は、今東京から1時間くらいの北鎌倉というところに住んでいます。
ここは、日没になったらほとんどのお店が締まり、真っ暗になります。
さぞかし不便…と思いきや、結構気に入っています。
※街灯が少なくて夜は真っ暗
打ち合わせ場所・時間が限られるけど
いつもはZOOMがメインで、リアルでお会いするときも大抵は私がお客様に会いに行きます。
しかし、稀にお客様のほうから北鎌倉まで来ていただくこともあります。
そういうときは、
「ええと、日没は◯時くらいだからそれまでに打ち合わせできる場所は…」
と考えるのでおのずと場所は限られます。(営業時間も「日没まで」とされているお店が多い)
先日も、来てくださった方をご案内したのは個人がやっている古民家カフェ。
すごく雰囲気がよくて、ゆっくりできましたが
外が暗くなってくると、やんわりと退店を求められました。
深夜まで営業しているお店の多い都会ではあまり考えられないことですよね。
メリハリがつけられる
でもですね、この「日没になったら終わり」って、悪くないです。
強制的にモードを切り替えられるからです。
以前都会に住んでいたときは、いつまでも外が明るくて、
夜にやってるカフェもたくさんあったので
意味なく夜な夜なカフェで仕事したりぼんやりすることもありました。
今考えるとちょっと不健康だと思います。
今は行きたくても行けないので、家でゆっくりしてます。
これがじわじわと心身に良いんですよね。
仕事、終わり!また明日頑張ろう。という気分になれる。
周りも自分も無理してないのが心地よい
夜は真っ暗、スーパーも娯楽施設も何も無いこの街をとても気に入っているのは、
この
「周りも自分も無理してない」
ことなんだな、とあらためて気づきました。
実は私、丁寧すぎる接客って苦手なんです。
割と高級な旅館でのおもてなしはもちろん、
ちょっとしたチェーン店でめちゃくちゃ丁寧、だけどマニュアルに沿った感じの対応をされると逆に疲れてしまいます。
もちろん、ぶっきらぼうにされると悲しいですが、
方の力が抜けた感じの対応が一番しっくりきます。自分も自然体でいられますし。
この街の店主さんは、そういう「無理に頑張らない感」「やらされてない感」がにじみ出ていて、
楽なんですよね。(しかも店数が少ないので割と顔を覚えられている。顔パスのお店が何件かある)
北鎌倉情報を教えてくれるカフェ、
会話禁止の禅カフェ、
顔覚えられてるお寺の境内にある古民家カフェ、
「戸村さん」と呼んでくれるカフェ、
「もうすぐできるからね」と30分待たされるけど愛嬌の良いおばさんワンオペのドリア屋さん。
街に一つしかない和食&お寿司屋さん。
個人のお店の場合、
お店の人も自分や家族の時間、生活が想像できるのが良いです。
一方、大型資本が入ってて、朝も夜も空いているお店は誰かが無理していてもわからない。
周りも、自分も、無理しなくて良いと思える
日没になると真っ暗になるこの街をとても気に入っています。
編集後記
週末は、北鎌倉から湘南深沢駅というモノレール駅まで歩いてみました。
途中、富士山がくっきり見えてびっくりしました!ここまで大きく見えるんだ。
帰りは、湘南モノレールにはじめて乗りました。レールにぶら下がってるのがなんだかスリルある。どっかでこういうの見たような。ディズニーランドの近くに走ってる電車かも。
昨日は、出版社の編集者さんと北鎌倉で打ち合わせ。
初めて行く古民家カフェで、お話を楽しめました。
最近のあたらしいこと
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深沢図書館
喫茶ミンカ