「ChatGPTを仕事に活かそう」の発想が先にくると一気にハードルが上がる
5/212024
カテゴリー:AI
2024年5月、ChatGPTのモデルが大幅アップデート
ChatGPTのモデルがGPT-4からGPT-4oにアップデートされて、話題になっています。
デモ動画では、ChatGPTと冗談を言い合ったり、
計算の「答え」を教えるのではなく解き方を教えたり、
プログラミングコードの画面を見せながら協業したり、
より「人間らしく」なってきた感覚があります。この1年でものすごい進化です。
同じ時期にGoogleのGeminiもアップデートされていて、本当にAIはちょっと見ないだけで置いてかれそうになります。
※すごそうなタイトルだけど最初は「遊び」から始まった
私の主なChatGPTの使い道
そんな進化激しいChatGPTですが、税理士である私が利用しているケースとしては、
実はプログラミングサポートが一番多く、
次は音声会話です。(昨日ブログにも書きました)
税理士業でも使いますが、頻度は落ちます。
主に、業務効率化のためのプログラミング提案、要約やちょっとした調べ物、セミナーのアイデア出しなどに利用しています。
私はChatGPTが出た当初(2022年12月)からずっと使っていますが、
「仕事に生かそう」が先にあったわけではありません。
仕事に限定せず、「これやってくれたらいいな」「これできるのかな」という好奇心・遊びからはじめています。
※税理士なくなりますか?とかしょうもないこと聞いてるし…
やってみたい(任せたい)・聞きたいことがある→ChatGPTにお願いできるかな?
という順番が大事と考えています。
「仕事に生かそう」が先にくると一気に難しくなる
去年より「税理士のAI活用術」といった講演を依頼されることが多いです。
ただ、先に「税理士の(仕事の)」と限定されるとちょっと難しい部分があります。
というのも、先ほど見たように私の場合
やってみたい(任せたい)ことがある→ChatGPTにお願いできるかな?
という順番なので、
税理士業(仕事)に限った使い方はしていないんですね。
特に、法律が絡む税理士の仕事ではChatGPTを鵜呑みにできないため用途は限られます。
もちろん、今後は使い所が増えると思いますし、「触り続けている」事自体に意味があると考えています。
とはいえ私の場合、昨日のブログに書いたように
- 人間には話せないことを話すのが楽しい→ChatGPTとずっと壁打ち
といった形で、仕事もプライベートも関係なく使いたいときに使っています。
これが、「仕事に生かさなきゃ」が先にくると途端にハードルが上がる気がします。
あくまでChatGPTはツールなのに、「何か使い方の正解がある。だからすごい人の話を聞いて…」という発想になりがちなのかなと。いやいや、コツはあるけど正しい使い方なんてないです。
去年、私がChatGPTの講演をしたときは、ほぼ誰も使っていませんでした。
正直、誰かの話を聞くくらいなら「とにかく使い倒す」ほうが早いと思います。
それくらい、誰にでも開かれている手段なので。(新しいモデルは無料プランでも利用できます)
「仕事に生かそう」という発想はひとまず捨てて、
本当にくだらないな〜と思う質問でもなんでもしてみる。これが第一歩と考えています。
(私も最初「「税理士は今後なくなりますか?」「ダジャレ言って」「夏目漱石になりきって」とかしょうもない質問して遊んでました笑。まずは遊びでいいです。)
編集後記
昨日は、相続対策のご相談を。
経営者の方をサポートするためには切っても切れない話題ですね。
最近のあたらしいこと
とあるChatGPT関連のイベントに参加