1930年に書かれた、ラッセル『幸福論』という本を読みました。

今から約100年も前に書かれたとは思えないほど、現代にも通ずる幸福論で、とても興味深かったです。

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その中で、「私心のない興味」という章があって、とても共感したのでそのことを書きます。

※私心のない興味(=私の場合、絵を描くこと)

私心のない興味 = 自分の利益につながらない興味

ここで言う「私心」とは、

  • 自分の利益だけを考える心。
  • 自分ひとりの考え。

といった意味があります。

つまり、私心のない興味とは、自分の利益につながらない、現代風に言うと「自己啓発にならない」趣味のことを指します。

なぜ「自己啓発にならない」趣味が大事なのかと言うと、

本当の意味での休息を得ることができるからです。

せっかく趣味をして休息を得ようとしても、少しでも仕事に関係あるようなことをしてしまうとどうしても不安と心配の要素が絡んできてしまいます。だからこそその行為自体を楽しめる趣味が大切なんですよね。

これは、、、「仕事と生活の統合」が日常化している自分にとっても身近なことで、考えさせられました。

なるべく仕事の文脈から外れた趣味をもつ

「趣味を仕事に」の発想も良いなとは思います。

考えてみれば、趣味は好きなことのはずなので、それを仕事にできるのは幸運なことなのかもしれません。

ただ、やはり先程も書きましたが仕事にはどうしても責任が伴い、「不安」「心配」の要素がついてくることは忘れちゃいけないかなと。

私は今のところ「趣味は趣味」となるべく仕事の文脈から外れたことをしています。そのほうが精神的に安定しています。

私心のない興味として、ラッセルさんは次のように書いています。

これらの条件を満たす娯楽は、実にたくさんある。スポーツの試合を観たり、劇場へ行ったり、ゴルフをしたりすることは、この観点からすれば、いずれも間然とすることがない。読書好きな人にとっては、自分の専門の仕事に関係のない読み物はまったく申し分がない。

スポーツ観戦やゴルフはしないけど、美術館行くのは好きですね。

また、この「自分の専門の仕事に関係のない読み物」は、私も意識しています。(この「幸福論」も、考えてみれば全然仕事と関係ないし…)

自分の闘争心を掻き立てられたり、成長させてくれる本ももちろん必要ですが、そればかりだと疲れてしまいます。バランスをとるためには、全然自分の仕事の文脈から関係ない「ノイズ」本が必要だと思うんですよね。

私心のない興味によってバランスを保てる

幸福なことに、私にはこの「私心のない興味」がたくさんあります。

意味なくひとり旅に行きますし、

意味なく服を作るし、

意味なく毎日絵を描きます。

ラッセルさんも書いていますが、こういった特別の目的もない私心は、

「自分の仕事なんて人間活動全体の微々たるものに過ぎない」

ことをわきまえさせてくれる手段にもなるんですよね。他にもたくさん楽しみってあるじゃんって。

仕事はギャンブルにも近いものがあって、高揚感を与えてくれたり、逆に打ちのめされることもある。

でも、普段から色んな世界を見ていたら、

「ま、微々たることだよね」

と思える。そういうバランス感覚、中庸的な態度ってものすごく今の時代大事だと思うんですよね。

逃げ道を普段からたくさん作っておくための私心のない興味、おすすめです。

編集後記

コミュニティ内でリアルイベントをやろうということになり

会議室や懇親会場所の手配を。

あれ、自分でこういうの企画するの初めてだっけ、、と

あらためて苦手さを認識しました(^_^;)(企画するのは割と得意なのだけど手配とかが。。)

最近のあたらしいこと

Claude Artifacts

Perplexity Pro Search

ずっと有料プランでやってきたのにこの機能をオンにしてませんでした…(もったいない)

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