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子育て

夏休みの宿題は自分で決めていいのでは

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先日、テレビで「宿題代行業者」というものが存在していることを知りました。

その数、全国で約15社程度。

気になる料金ですがある大手の宿題代行業者によりますと

(中学生の場合)

  • 国語や算数などの各種ドリル 1ページ600円~
  • 作文・読書感想文 1文字7円~
  • ポスター・イラスト作成 1作品 18,000円
  • 工作代行 立体作品1つ 6,000円~
  • 自由研究の企画・実施 応相談(生物や植物の飼育観察等に掛かる費用は別途請求)

だそうです。

結構いい値段しますね・・・。

この宿題代行の仕事、大学生のアルバイトとして人気が高いそうです。

すごいなと思ったのが文章や作品を依頼者に合わせて「中学生っぽいもの」に仕上げてくれるところです。

そこまでするか・・という気がしますが。ある意味レベルが高いです。

正確な数は分かりませんが、業者の増加とともに利用者も増加しているようです。もちろん依頼者は子供ではなく、その親です。

頼む理由はそれぞれ

宿題代行を頼む家庭の理由は様々です。

1つ目は、単に「宿題が終わらない」という理由。

特に小学生低学年の子だと、勉強する習慣がまだ身についていないためどうしても親が手伝うということが必要になります。

(思い返せば、私も息子が小学校低学年のときに作品の手伝いをしました・・。途中から自分がヒートアップしてきて、ほとんど自分が仕上げてしまい、「これって意味ないような;;」と空しくなったのを覚えています)

ただ単に夏休み終盤まで遊んでしまって、焦って「終わってない!」ということで代行業者に頼む家庭もあるようです。

2つ目は、「宿題以外に優先させなければならない予定がある」という理由。

主に受験勉強ですよね。塾での勉強に手一杯で宿題にまでて手が回らないという理由です。

これはつまるところ「学校の宿題は受験勉強においてはやる価値がない」ということになると思います。

こちらは1つ目の理由と違って擁護される場合が多いようです。

基本的には反対

この宿題代行業者ですが、想像したとおり反対する親が多数派を占めています。

その理由としては

  • お金ですべて解決できるという思考が身についてしまう
  • 宿題といった課題をこなし乗り越えて初めて実力をつけることができる
  • 子供に責任感が身につかない

逆に賛成派の意見としては

  • 共働きなので宿題を一緒に見てやれる時間がない
  • 塾や習い事に時間を割きたい
  • 時間を買うことができる。現代のニーズに合致している

などがあります。

私はこの宿題代行は基本的には反対です。

上記に書いた理由とは少し違いますが、根本的な問題を無視しているからです。

夏休みの宿題は自分で決めていいのでは

私は宿題は代行業者にやらせてまで提出するものではないと思います。

根本的な問題として私が考えるのは

  • 先生から出された宿題を「絶対」と考える風潮(代行業者にまでやらせて提出する考え方の蔓延)がある。家庭は不満に思っていてもそれを学校側に伝えていない、学校側も宿題の意味を家庭に伝えていない→学校と家庭間のコミュニケーション不足
  • 教育について多様な価値観を持つ家庭が増えている。画一的な宿題を個々の家庭の状況を無視してやらせるのには無理がある→教育の価値観の多様性を認める文化が認められていない

です。

学校側の事情もそれぞれです。

「これだけはやってもらいたい」という先生もいると思いますし、

「ただ単に惰性で毎年同じ宿題を出している」先生もいるでしょう。←こちらは問題ですね。

この際、学校で出す宿題は先生が思う「これだけはやってもらいたい」と思う最低限の課題だけにして、後は子供自身がやることを決める形でいいのではないでしょうか。

もちろん小学校低学年の子供たちが自身で決めるのは難しいでしょうから、その場合は親御さんたちと一緒に考えて行うという形でいいと思います。

子供の探求心、好奇心を育てるには「自由研究」「工作」「読書感想文」以外にもたくさんあるはずです。

それは、少しでも子供に興味のあるものであれば何でもいいと思います。

例えば、一定期間のゴミ拾いなどのボランティア活動など。自分のした活動が目に見えて効果がでるという経験は学校から一方的にやらされる「読書感想文」などよりはずっと価値のある経験です。

夏休みの宿題があれほど多いのは、「基本的な生活習慣が乱れない事」も理由にあるようですが、それもただ単に「親が子供を朝必ず起こして食事をとらせる」「夜は決まった時間に寝させる」ことで十分ではないでしょうか。もうちょっと子供を信用してあげていいと思います。

この「宿題代行業者の増加」の根底には学校と家庭間の「コミュニケーション不足」「価値観の違いを認めない文化」が反映されているような気がします。

 

まとめ

テレビで「宿題代行業者」というものを知って思うところを書いてみました。

正直働いている親にとっては夏休みの子供の居場所とその多すぎる宿題は悩みの種ではあります・・。

色々な意見があると思いますが、私が基本的に反対する理由はこの宿題代行には次の問題が潜んでいるからです。

  • 学校と家庭間のコミュニケーション不足
  • 教育の価値観の多様性を認める文化が認められていない

学校を欺いてまで宿題を提出するよりは、事前に「私たち家庭はこういう理由があって、宿題をやらせる時間がありません。そのため、こういうことを代わりにやらせますので了承してもらえませんか」とコミュニケーションをとる方がずっと建設的ではないでしょうか(学校は個々の問題にまで対応できない、こんな事いうのはモンスターペアレント!とかいう議論がでてきそうですが)。

宿題代行業者を利用するのは「面倒なこと(コミュニケーション)を避けて、問題を見て見ぬふりする」生産性のない解決策だと思います。(代行業者とアルバイトの大学生にとってはメリットはあるのでしょうが)

まず学校と家庭に横たわる「コミュニケーション不足」「価値観の多様性を認めない文化」という問題を見直す必要があると思います。

編集後記

夫の会社が住民税の特別徴収手続きを完了していなかったようで督促状が来てしまいました・・。

会社に任せたつもりでも、不備はあるもの。

任せきりは危険ですね。


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戸村 涼子
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30代税理士。横浜市在住。
クラウド会計専門。ネットビジネスに強み。主に副業を行っているサラリーマン、フリーランス、小規模ベンチャーのお手伝いをさせていただいております。
既存の税理士業業界に常に疑問を持ち税理士としてどのように社会貢献していくか日々模索中。
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