ワーケーションの支出は経費にしていない

コロナが落ち着きつつある中、

旅をしつつ、そこで仕事もする(いわゆるワーケーション的なこと)

ことをしています。

 

「仕事もしてるってことは旅費も経費になるんじゃ!?」

と思う方もいるかもしれませんが、

これまで経費にしたものはありません。

その理由を書きます。

※ワーケーションの旅費、食費などは経費にしていません

 

売上を上げるために必要な支出じゃないから

所得税法上、経費として良いものは、

「売上を上げるために必要な支出」

です。

 

わたしが事務所以外の別の場所へ行くのは、

リフレッシュするためという理由はありますが

「仕事に必要」とまでは言えないので、

経費ではないと考えています。

 

一方、例えば

「遠方でセミナー依頼された」

「遠方でコンサルティングを依頼された」

など「必要性」が先にあれば、

観光やリフレッシュを兼ねていたとしても

経費に落として問題ないと考えています。

 

領収書があれば経費になるわけじゃないから

巷では「領収書を集めよう!」などと

「領収書があれば経費になる」

という謎の論理が出回っていますが

先ほども説明した通り領収書があってもそれが「売上を上げるために必要な」支出

でなければ、経費になりません。

 

したがって、

領収書がいくらたまっても、

経費にしていません。

 

福利厚生費にできないから

必要経費は個人の話。

法人を持ってるなら法人の福利厚生費にしてしまえば良いのでは!?

という考えもあると思います。

 

しかし、これもアウトです。

そもそも福利厚生費とは、従業員やその家族のためのもの。

慶弔見舞金、保養所利用、慰安旅行など

「お疲れ様、これからも頑張ってね」

という意味合いで使われるもので、

自由にできるひとり社長の場合には当てはまりません。

(社宅は、一定の要件を満たせば経費にできます)

 

「〜ってことにすれば良いから」としてないから

何かしら経費性を後付けしてしまえば良い!という考え方もあるかもしれません。

 

「研修ってことにする」

「仕事したってことにする」

 

など。

「税務署に説明できればなんでもOK」的な世界です。

こうなるとなんでも経費にできちゃいますね。

 

論破が上手な人であればある程度通ってしまう可能性

はあります。

 

ただ、私は自分が気持ち悪いので

やりません。

 

何よりも、

違和感や罪悪感持ちながら仕事したくないですし、

数字がぐちゃぐちゃになるのが嫌です。

 

「〜ってことにしよう」

でできあがった数字は、

税金的には有利かもしれませんが

全然自分にとって意味のないものとなり、

好きになれないでしょう。当然ながら追徴課税リスクもあります。

 

たとえ税金が減らなくても、

売上や所得が思わしくなくても、

自分が納得して作った数字は

美しいものです。目先の利益で汚してはいけません。

 

魔が刺した時こそ、

自分で決めた経費の基準が役立ちます。

 

まとめ

ワーケーションにかかったお金を経費にしていない理由

をまとめてみました。

全国からセミナーやコンサルティング依頼があれば経費にするのでしょうけども・・

今のところリモート中心でそういった話はありませんので、

自分で勝手に旅しており経費にする根拠がありません(泣)。

 

編集後記

昨日は、用事があり鎌倉へ。

平日でも人が溢れており、

道も狭いので

観光には良いけど

住むのはちょっと辛いかな、と思いました・・。

 

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