本日の日経新聞の春秋に、「ゴールデンウィークを廃止しよう」という記事が出ていました。

ゴールデンウイークを廃止しよう――。文化財の補修を手がける小西美術工芸社のデービッド・アトキンソン社長がそう提言している  :日本経済新聞

趣旨は、

  • 大型連休に頼る限り、観光業は進化しない
  • 働き方改革は休み方改革でもある。休みの取り方も脱・一斉主義とならないか

の2点でした。

観光業の問題はさておき、2つ目の「働き方改革は休み方改革」という主張に強く同意しました。

大型連休の混み具合は朝のラッシュと似ている

私はゴールデンウィークのような大型連休はどこへも行きません。

(せいぜい家族で近場でのんびりするくらいです)

なぜかというと、どこも混んでいるから。

下手に人気のある観光地に出かければ、休むどころか疲労感だけが残るでしょう。

大型連休は、朝のラッシュに似ています。

皆が、同じ時間に、同じ場所へ一斉に行こうとするから混み合う。渋滞する。遅延する。

そこには自分の意志で休みを取りに行く、というよりは与えられたものを、仕方なく、利用するという受動的なイメージが私にはあります。

働き方改革は休み方改革につながっている

とはいっても、大型連休にしか家族の休みを合わせられない、という意見もあるでしょう。

会社員だから仕方ない、と言えばそれまでですが、その「常識」を今覆そうとしているのが「働き方改革」ではないでしょうか。

働き方改革はそのまま休み方改革にもつながっています。

働き方が変われば休み方も変わるし、休み方が変われば働き方も変わります。

働き方を今すぐに変えるのが難しいのであれば、休み方をまず変えてみてはどうでしょうか。

休みを戦略的に取り、創造的な時間に充てる

例えば、

  • 皆と同じ日に休むのではなく、自分の意志で戦略的に休みを取る
  • 休みをレクリエーション(消費)に充てるのではなく、創造的なことに充てる

など。

もちろん、戦略的に休みをとるためには、日ごろから自分の仕事のスケジュールを確認し、周りとコミュニケーションを密にとる必要があります。

2つ目については先日読んだ「LIFE SHIFT」に書かれていたことを引用しました。

人生が100年以上に及ぶことが普通になろうとしている時代、余暇を「レクリエーション」だけに充てることは危険。

確かにそうだなと思います。

もちろん、価値観はそれぞれなので「休みは楽しめれば良い!」という人はそれで構わないと思います。

ただ、嫌でも余暇の過ごし方が将来に影響してきてしまう時代です。

仕事と遊びの境界線をなくし、創造的なことに時間を充てる。100年時代を生き抜くために必須ではないかと個人的には思います。

まとめ

日経新聞の「働き方改革は休み方改革でもある」という記事に同意して思うところを書きました。

色々と書きましたが、私自身もなかなか長年の勤務の習慣は抜けず。

平日に仕事以外のことをするときは今でも落ち着きません・・。

何をするにも会社のルールに従い、誰かの承認を受けていたのでいざ自由になると不安になってしまうときがあります。

もう少し勤務時代に自分の意思で戦略的に行動できていたら、と今は思います。

ただフリーランスになった以上は働き方も休み方も自分で決めなくてはやっていけません。

自分の意思で休み方を決める。これはサラリーマンにとっても今後必要となるスキルではないでしょうか。

周りが残業モードであっても、口うるさい上司がいても自分の仕事が終わったら帰る。

そして、休みを自分の資産をクリエイトするための遊び・勉強の時間に充てる。

働き方と同時に休み方も戦略的に考えていくことが大事です。

編集後記

週末は、引き続き引っ越し物件を見に。

不動産業者の営業トークが苦手で、疲弊して帰ってきました・・結局決まらず。

良いなあと思ったら定期借家だったり、初期費用がとても高かったり。

賃貸派も色々大変です・・。

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