最近会社の一大事業が終盤を迎えた自称社畜の夫と、組織のコミュニケーションについて会話しました。

夫「仕事を上手く回すためには笑いコミュニケーションが必要だ」

私「笑いコミュニケーションとは?」

夫「組織の潤滑油のようなもの。特に会社が何かを達成しようとしているとき、ちょっとした失敗にもピリピリした雰囲気が漂う。そんなときには敢えて笑いをとる役割が部下を持つ者には必要だ」

私「笑いを取ることによって上手く仕事が回ると?」

夫「そう。失敗した人に対してはまず敢えてユーモアを交えて笑いをとる。もちろん、失敗したことについては反省が必要。でもそれよりもその失敗を今後生かすことのほうがずっと重要。そのためには一度笑ってもらって考える余裕を持つ必要がある」

確かに、勤務時代ピリピリした雰囲気の中で面白いことを言って笑わせてくれる人がいると随分場が和んだのを思い出しました。

今日は仕事を上手く回すための笑いコミュニケーションについて考えてみました。

コミュニケーションの潤滑油になる笑いの必要性

組織には様々な人がいて、みな価値観が違うのが当たり前です。

逆に多様性がなく、皆同じ価値観の人ばかりだと窮屈になります。

例えば完璧主義な人が多い職場。

少しの失敗にも目くじら立てる人ばかりだと全体的にピリピリとした雰囲気になるでしょう。

そんなときにコミュニケーションの潤滑油になる笑いを取れる人が一人でもいたら職場の雰囲気はガラッと変わるはずです。

笑いコミュニケーションは誰も傷つけない

何かトラブルや失敗が組織であったとき、どうしても責任追及が先行します。

それよりも、そのトラブルや失敗をどう乗り越えていくか、今後どう生かしていくかを考えることのほうがずっと重要です。

特に入社間もない人の場合失敗はつきものです。

みんなのいる前で大声で叱責することは、ずっとその後もトラウマとなるし萎縮させてしまうだけです。

中途半端なフォローも、どこか同情めいた、自尊心を傷つけるような言葉になってしまいかねません。

そんなときに「笑い」を交えたコミュニケーションは相手も傷つけず場も和むので良い対応ではないでしょうか。(ただし「馬鹿にする」は問題外)

ピリピリとした雰囲気の中で笑いを取るのは難しいですが、やってみる価値はあると思います。

萎縮させないで、失敗を仕事に生かしてもらう技術が部下を持つ者には必要ですね。

ひとり仕事の場合無理にでも笑いを作る

私が現在組織から離れ普段はひとり仕事をしているのは、複雑な人間関係のある組織が苦手だったということもあります。

ひとりになって組織の面倒な人間関係から逃れられストレスが減ると思っていました。

確かに減ったものの、たまに得体の知れないストレスが溜まるときがあります。

その原因は、突き詰めてみると「自分」とのコミュニケーションでした。

何か困難な状況になったときに、

「失敗したらどうしよう」「できないかもしれない」「こんなこともできないなんてまだまだだな・・」で頭の中でいっぱいになり先に進めないことがあります。

自分で生真面目に考え、自分で追い詰めていたようです。

他者とのコミュニケーションもそうですが、自分とのコミュニケーションにも気を使わなければなりません。

頭の中の負の連鎖を自分で断ち切る必要があります。

そんなときひとりで笑いをとることは難しい(ひとり漫才は無理)ですが、意識的に笑える状況を敢えて作ることも大事です。

(Google Homeに「ダジャレ言って」と話しかけてみるとか)

荒療治かもしれませんが、

困難なときこそ、敢えてひとまず無理にでも笑ってみる。

「自分は笑っている」という状況が余裕のある心を少しでも生み出してくれるはずです。

まとめ

夫との会話をきっかけに、仕事を上手く回すための笑いコミュニケーションについて考えてみました。

円滑なコミュニケーションには、笑いが非常に効果的です。

特に生真面目な人が多い日本人には笑いコミュニケーションを磨く技術が必要じゃないかと(私を含め)思っています。

編集後記

週末は、子供の志望高校の見学へ行ったり、執筆仕事など。

久しぶりに家族3人で出かけられてよかったです。

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