開業10年で年商◯億円
- 2025.06.09
- 独立開業

自宅を事務所登録しているので、同業者や会計ソフト会社などから多くのDMが送らてきます。
先日、「開業10年で年商◯億円」というコピーで、同業者からのセミナーの案内のチラシが入っていました。
私もちょうど来年で開業10年なので、思ったところを書いてみます。

*独立1年目の頃
売上目標はずっと前になくなった
こういうDMを見ると、いつも
「宛先間違ってるよなあ…」
と思います。
というのも、私はずっと前に売上目標はなくなっているからです。
もちろん、開業数年は「売上増やさなきゃ」という気持ちは強くありました。自分が食べていけなかったら世のためとか人のためとかきれいごと言ってられないからです。

でもその基準を満たした後は(ちなみに私は望む生活水準がそれほど高くないので割とすぐに達成できる)、単に売上を伸ばすだけの意味について疑問を持ち始めました。
年商増やして、誰を幸せにするの?
仕事って、究極的には自分以外の誰かを少しでも幸せにすることのはずです。
ちょっと恥ずかしい言い方ですが、「ありがとう」の数だと思ってるんですね。
誰かに少しでも役に立って、幸せになってもらうことで、それが「結果として」数字に反映されるのであればそれはとても自然に思えます。
でも、私に届いたDMのように言うならば単なる記号である数字を全面に出すような目標って、意味ないと思うんです。本当に。同業者から「すごいですね」とは言ってもらえるとは思うんですけど…
ちなみに私は雇用してませんが、年商増えて、すべての従業員さんは喜ぶんですかね。多少給料増えたところで、何か変わるのだろうか。私は勤めていたとき、勤め先の年商が増えても仕事増えなきゃいいなあ、くらいにしか思いませんでした…申し訳ないですが。
「年商◯円」が嫌いなのは、その先の「ありがとうの数」が見えなくなるからです。
年商◯円より目の前の人の「ありがとう」を目的にしたい
こういう意見は、DMを送られてきた偉い先生から見たら負け犬にしか見えないのでしょうけども、
私は年商◯円よりも目の前のひとりのお客様の「ありがとう」の積み上げを仕事の目的にしたいです。
今日も、久しぶりの対面の相談業務でしたが
「不明点がクリアになりました。ありがとうございました!」
とお客様の笑顔を見られて、嬉しくなったのです。

ZOOMで話した出版社の編集者さんからは、
今急ピッチで書いている本に対して、
「とても良い本になると思います!」と言ってもらえてモチベーションがわきました。
目の前の人の顔を少しでも明るくする、それが私の仕事の目的です。というか、人生の目的にもなってます。
DMには「これから求められる税理士の役割とは?」と書かれていましたが、
そんなん自分で考えます。人に教えられることじゃない。そして、それはひとりひとり異なってよいはずです。
というわけでDMはいつもどおりくずかごの中でした〜!
編集後記
週末は、月イチのグランドピアノ練習のためにいつものバーへ。
すると、隣にまたバーができてた!笑
いつもピアノを割安で貸してもらっているので、助かります。

最近のあたらしいこと
Marks&Webのアロマキャンドル
無香がいい感じです^^

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