忙しい=充実している?忙しいことのデメリットは想像以上に大きい
10/252016
カテゴリー:時間の考え方
先日、知り合いの税理士とランチをしたときのこと。
食事が始まってもひっきりなしにかかってくる電話対応に大変そうでした。
聞いてみると、顧問件数は順調に増えていて報酬的には十分な状態とのこと。
しかし、一人で全部行っているためどうしても手が回らず先日不満を言われて1件解約になった。それでも全体から見たらそれほど影響はない。
先生も今は時間あるかもしれませんがそのうち忙しくなりますよ!
といった感じでした。(暇に見えたのかもしれません(^^;)
きっと私よりも稼いで、充実していると思うのですが忙しくはなりたくないな・・と正直思いました。
忙しいことのメリット
そんなこともあり、忙しいことのメリットを自分で考えてみました。
- 充実している感覚がある
- 仕事できる感じがする
- 忙しいと気の乗らない誘いを断ることができる
- 忙しいと家の事(家事・育児)をしない言い訳ができる
- 時間をいっぱい使って量によって稼ぐことができる
うーん、やっぱりどうしても皮肉っぽい言い回しになりますね(^^;
会社勤めのときも暇そうにしている人はダメ、忙しくしている人(忙しそうにしている人含め)は周りからの評価が高かったと思います。
忙しいことのデメリット
一方、忙しいことのデメリットを考えてみました。
- たちどまって考える時間がないため軸がぶれる
- お客様へのサービスの質の低下、信用失墜
- 勉強する時間がとれないため守りの姿勢になる
どれも非常に大きな問題だと思います。
特に2番目のお客様へのサービス低下、信用失墜の状態はそれこそ本末転倒です。
仕事の量を減らしたり、効率化したり考えなければいけません。
本当に時間がない場合でも・・
仮に本当に時間がない場合でも「忙しい」という言葉はなるべく使わない方がいいかな、と思ってます。
ベタですが、忙しいという字は人を亡くすと書きますし。
どうせだったら「やりたいことをたくさんやってて充実してる!」って言いたいですよね。
なので私は「どう最近?忙しい?」と聞かれても「忙しいです」「多忙です」とは言わないようにしています(まあ、本当に忙しいと感じてないのですが(^^;)
忙しいことのデメリットは想像以上に大きい
私はお客様一人一人のサービスが疎かになるくらいまで仕事の量(税理士で言うと、顧問件数でしょうか)を増やすことはしないと決めています。
量を制限した結果稼ぎとしては少なくなるかもしれませんが量を求め忙しくなることによって信用を失墜させることのほうがリスクだと思っているからです。
信用失墜による契約解除などは一番避けなければいけいことではないでしょうか。想像以上に影響は大きいと思います。
自分の軸がぶれる、守りの態勢になってしまうのもデメリットは大きく、怖いです。「安定」を求めた瞬間に守りに入ると思っています。
こういった想像以上のデメリットを考えると忙しい=充実している、みたいな単純な発想にはどうしてもなれません。
まとめ
プライベートで付き合う人でも、なるべく「余裕」「空白」がありそうな人の方が誘いやすいですよね。
お客様に「お忙しいところすみませんが・・」と気を使わせては本来いけないと思うのですが。
(でも会計事務所では「繁忙期なので!」と普通に言っている方もおりました)
本人が忙しく充実していると感じていても周囲の人々(お客様や家族)に喜んでもらわなければ真の意味での充実はあり得ないのでは、と思っています。
現実は食べていかなければならないので難しいですが、忙しいことのデメリットは想像以上に大きいことを認識した上でバランスをとっていくことが重要だと考えています。
編集後記
今日、先延ばしにしていた自分のマイナンバーカードをようやく取りに行きました。
事前の通知書に4つの暗証番号の欄があったので書いていったのですが区役所の担当者から「あ、上の3つの暗証番号、すべて違うんですか」と言われ。
えっ暗証番号って普通全部違うものですよね、とは言いませんでしたが。
どうやら4つのうち3つ(電子証明書の暗証番号以外)は同じでもいいとのこと。
というか、4つの暗証番号の欄があったら普通4つ考えるじゃないですか・・・・・・よく分からない。結局全部違うものにしました(^^;
クラウド会計専門の女性税理士です。
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