お客様を「件数」で管理したくない

お客様を「件数」で管理したくない
Pocket

先日、とある会計ソフト会社からとある税理士事務所の「AI使ってひとりで⚪︎社の経理を回す!その秘訣とは?」という趣旨のパンフレットが送られてきました。

なんとなくデジャブ感があったのですが、ああそうだと思い出しました。

クラウド会計やRPA(Robotic Process Automation)が登場した時もこういう冊子よく送られてきてたな、と。

こう言う文句を見るたびに、いつも思うことがあります。

お客様を、「件数」で管理したくない。

ということです。

*顔が見える範囲で仕事したい

お客様の顔がわからなくなるのは避けたい

こういう冊子が送られてくるのは、いまだに

「顧問件数(売上)は多ければ多いほどいい」という

売上至上主義の前提があるからだと思います。


もちろん、そういう人もいるだろうし、その存在は否定しません。

私は、「AI使ってたくさんの会社の経理を『回す』」ことに興味がないし、価値があると思えないのでやらないだけです。(この『回す』って言葉も本当に苦手、、)


やろうとしていることは想像できます。私も日常的にAIをガンガン利用しているので。

最近だと、API経由など難しい知識がなくても、

ClaudeなどAIツールから直接会計ソフトを操作できるようになりました。

これを上手く使えば、何十社の会社の経理をひとりでできるようになることは想像できます。

それだけではありません。

Claude codeの.mdファイルという「仕様書」をベースに、

「こういう質問が来たらこういう返事をして」

というように、チャットやメッセージの下書きもすべて作れるでしょうし、

実際にお客様からの質問の優先度や重要度を分類してメールを作ってもらうことだってできるでしょう。


でも、、それやりたいかというと、やりたくありません。だからやりません。

100社のメール相談、経理は原理的にできますが、確実に言えることがあります。

毎日真剣に、事業をしているお客様の顔が見えなくなります。それは私にとって価値がないし、面白くないことです。

お客様と一緒にAI時代を楽しんでいきたいだけ

あと、「AI使って効率的に仕事をさばく」みたいな考えは、あまりに「こちら側」のことばかりを考えているような気がして抵抗があります。自分が稼げればそれでいいわけじゃないので。

*お役に立てれば、大学の講師なども引き受けています



私は、お客様と一緒のこの未知なるAI時代を楽しんでやっていくことのほうが大事だと考えています。

実際、便利なAIツールについてはお客様と情報交換して、「あらたな価値を共有する」方向に動いています。先ほど紹介したmcpのツールも、私の方でお客様のデータを使って効率化するのではなく、お客様が自ら活用してもらうようにしています。

独立当初から変わらない、「数字はお客様自身が主体となって作っていくことが大切」という気持ちがあるからです。


「AIがあるから顧客に値下げ要求される」

「AIがあるから従業員の代わりに使う」

こういうネガティブなことを言っている人が多いですが、本当に、AIが理由なのでしょうか。私は、それ以前に信頼が積み上がっていないことの方が大きいと思います。

信頼を積み上げていくためには、色々方法があると思いますが、

私は「お客様を件数で管理しない」「従業員を生産性だけでみない」ことがその一つの方法と考えています。

もっと面白いこと、価値あることにAIを使いたい

そんなモヤモヤを感じていた時に、下記の記事を見つけました。

MIT Tech Review: AIに何を任せ、任せないか——子どもたちは大人よりもはっきり分かっている

子どもたちは、大人が思っている以上にAIとの向き合い方を考えている、という内容の記事でした。

印象的だったのは、大人の多くが「AI使ってもっと効率的に稼ぐ!」といった流れに向かっている一方、

  • AI使わなくても楽しめること(友達と遊ぶ、自分でプログラム作る)を大切にしている
  • 自分の学びや創作、医療、社会、政治など社会に役立つAIの活用を考えている
  • 自然環境への負荷を考える

と、より本質的なAIとの向き合い方を考えているということです。

むしろ、生活の糧であるお金の心配をしなくても良い子どもたちのほうが、まともなAIの活用を考えられるのかもしれません。


私も、世の中のAI活用の流れは効率化ばかりであまり興味が持てず、

もっと自分の思考を広げたり、お客様との情報共有含め、世の中に本当に価値のあることに利用したいと思っています。

*主催するオンラインコミュニティ内でも、積極的にAIの勉強会を実施してます

いつの時代も、自分の中にある違和感は常に持っておきたいです。

編集後記

今年の夏は涼しめなので、地元の鎌倉のハイキングコースを積極的に回っています。

ちょっと歩くと山奥の雰囲気。本当に引っ越してよかったなあと思っています。

最近の新しいこと

今泉台から天園ハイキングコース

早朝、北鎌倉の明月院を通り過ぎて天園ハイキングコースに。

鎌倉の方まで行ってみたかったのになぜか明月院入口まで戻ってきてしまったという(←方向音痴すぎ)。

それでも散在が池公園から大船までの道のりを存分楽しめました。

ヨーグルトで作るチーズケーキに挑戦!ブルガリアヨーグルトに砂糖、生クリーム、ゼラチンを混ぜて上に砕いたクッキーとバターを混ぜて乗せるだけの簡単ケーキ。でもゼラチンの調整が難しくてなかなかうまく固まらず、、でも味はよかった!

またまた早朝に、地元の北鎌倉から梶原〜鎌倉山を通って鎌倉広町緑地へ。鎌倉山は高級住宅街という感じで、景色が綺麗でした。こんな素敵な緑地あったのかーー!と。涼しく、人もいなく、最高でした。

メキシコ料理のトルティーヤにハマってしまいランチの定番に。チリソースを絡めた挽肉って本当に美味しくてリピしてます。

冷や汁にハマる(ハマってばかり汗)。ゴマは、フライパンで一旦煎るのが香ばしくするコツということがわかった!夏の食欲が落ちる時に最適です。

注目の映画・「ちいかわ」を品川で。

可愛いキャラクターとは裏腹にテーマはとても重く、、見終わったあとにいろんな感情が残りました。