子育ての当事者意識を忘れたくない
6/22016
カテゴリー:子育て
最近、子供の声がうるさいなどという理由で保育園建設が延期になったりと、色々と子育てに関わる側と周辺の人たち側との間で議論が盛んになっていますね。
去年話題となった目黒区の保育園建設の反対運動の多くは、子育てが終わった高齢世帯によって行われているようです。
反対理由が「子供の声がうるさい」ということですがその区域には大きな国道に面しており元々車の音が相当あるようで、どうも納得のいくものではなさそうです。
これらの記事を見て、「何故自分たちも子育て中は苦労してきているはずなのに、過ぎ去ってしまうと一転して理解がなくなってしまうのだろう・・」と思いました。
子育ては一時期に苦労が集中する
子育ては一生続きますが、肉体的・精神的に一番大変な時期は一時期に集中します。
大体生まれてから幼稚園・保育園へ上がってしばらくの間(0歳~4歳)がピークでしょうか。
私としては中学生になろうが子育ての悩みはつきないですが上記の時期が一番の正念場というのは明らかだと思います。
このように比較的短期間に子育ての大変な時期がありその後はなだらかに落ち着いてきます。したがって当事者として子育ての大変さを意識する時期というのは実はとても短いのです。
そのせいでしょうか、人は忘れる生き物で「私の子育てのときはもっと大変だった」、「今のお母さんたちは楽そうでいい」などと段々と自分の苦労が美化され当事者のダメ出しをする傾向になっていくような気がします。
子育てが大変な時期にしてもらって嬉しかった事・嫌だった事
私は子育てが一番大変だった時期のことを意識的に忘れないようにしています。
そのためにその頃してもらって嬉しかった事、嫌だった事を書き留めてみます。
<嬉しかった事>
- ベビーカーを押していると気さくに話しかけてくれたマンションの住民たちのこと(乳幼児子育て中は孤独なので嬉しかった)
- 電車などの公共機関でぐずっているときに隣であやしてくれたおばあちゃんのこと
- 病院の検診時に心配事を伝えると大丈夫、と親身に相談相手になってくれた保健婦さんのこと
- 乳幼児がいるということで気を使って長居せずにいてくれた友達のこと
<嫌だった事>
- 若い母親だからということで明らかに見下してきた役所の中年男性のこと
- ぐずった息子をあやしているときに舌うちした電車内の男性のこと
- 急な仕事で猛ダッシュで保育園に迎えに行ったが淡々と保育士さんに理由を求められ延長料金をとられたこと(仕方ないですがね・・(^^;;)
- 「女性の幸せはやっぱり子供と家にいることだよ」、と保育園に預けて残業中の私に言った職場の男性のこと
なんだか書いててイライラしてきました(笑)
今も昔も、子育てに理解のない大人(特に中年の男性が多かったです・・子育てに関わっていない世代でしょうか)はいる印象です。
子育ての当事者意識を忘れないようにしたい
上記の通り、子育てが一番大変だった時期にされて嬉しかった事、嫌だった事を私は意識して忘れないようにしたいと思います。思い出してみると具体的な人の様子まで再現されることにびっくりです(笑)。
自分がされて嬉しかった事は今一番大変な時期にいる子育て中の人たちにしたいと思うし、嫌だった事は決してしないようにしたいです。
当然のことながら私たちは一人で生きているわけではなくて、年齢も職業も価値観も、今後は国籍をも違った人たちと共存していかなければなりません。
自分が当事者ではなくなったから関係ない、という短絡的な思考では自分自身にとってもマイナスになるだけだと思います。
まとめ
保育園延期の記事を見ていて子育ての当事者意識をなくしたくない、と強く思ったのでこの記事を書きました。
私の今住んでいるマンションは電車の線路あり、高速道路あり、工事現場ありの三大騒音区域です(苦笑)。たまに近隣の保育園の子供の声が聞こえるととても幸せな気持ちになります。
自分自身に気持ちの余裕があれば他人の状況も少しは理解できるようになると思います。
編集後記
今日は横浜開港記念日で市内の学校はすべてお休みでした。
なんとなく桜木町の方まで行きたくなって歩いていたら気づくと関内でした^^;;
すごく体が甘いものを欲していたので(笑)ルノアールに入りました。
最近喫茶店のフレンチトーストが食べたいと思っていたので、フレンチトーストを注文。
クリームが濃厚で美味しかったです。
横浜開港記念日には毎年花火が行われます。
8月の神奈川新聞主催の花火よりは小さいですが今日は晴れてよく見えました。
先ほど土星みたいな花火が見えました。
こういうときに限っていつも一人なのです^^;;