Microsoft社が提供するAIサービスである「Copilot」が、

個人利用のMicrosoft 365(Excel、Powerpointなど)でも

使えるようになりました。

(2024年3月現在、有料です)

 

使ってみて、

AIに過剰な期待を抱かずに、だからといって遠ざけずに、

できること・できないことを

知っておくことが必要だなと感じたところを

書いてみます。

 

※動画にもしていますのでよかったらご覧ください

税理士がCopilot(for Microsoft 365)に挑戦!仕事を効率化できる? – YouTube

 

AIにできること

動画でも話していますが、

AIにできることは、現状人間がやっていることの「サポート」「支援」です。

 

例えば、Excelでは前提条件として

  • データを整える
  • テーブルに変換する

ことは人間でする必要がありましたし、

ピボットテーブルを作ってくれるところまでは

してくれても、その後の加工などはできないので

これも自分で勉強する必要があります。

 

WordやPowerpointで作る文書や資料も同じで、

提案してくれたものをそのまま使うことはできず、

自分で必要な項目を考えていく必要があります。

(命令も工夫する必要あり)

 

「AIですべて仕事が完結する!」

などと騒がれていますが

現状はそこまでではありません。

ただ、ほんの昔であれば考えられなかった

ことができるようになっていることは事実です。

それは、知っておく必要があります。

 

AIにできないこと

現状、AIにできないことは

人がやっていることの完全な代替(自動化)です。

 

例えば、ExcelがCopilotを搭載したからといって、

マクロやVBAのような自動化をCopilotに指示して

行ってくれるわけではありません。

 

ChatGPTなどと同様に、

「こうしたらどうですか?」

と提案してくれるだけです。

 

ですので、

「ルーティンワークを自動化させたい」

など実現したいことが具体的にある場合には、

既存のシステム(プログラミングやRPA)を

使うしかありません。

 

ただ、これらの既存のシステムを使う

ハードルをAIが下げてくれているのは本当に大きいです。

実際、私もChatGPTで一番のつかいどころは

プログラムサンプルの提案と考えています。↓の動画ではChatGPTがPythonを提案してくれています

 

まだ米国版しかありませんが、

Copilotが搭載されたRPAツール・Power Automate

も登場しています。

 

RPAが出始めた頃、解説書もない中手探りで

勉強しましたが、今は情報があり、AIもサポートしてくれ、学ぶハードルが相当下がっています。

 

あくまで主体は人間。

業務の全体像を理解し、

AIにできること・できないことを理解して

適材適所に利用していくスキルが必要です。

 

そう考えると、

既存のシステムを学ばなければいけないし、

AIも同時に学ばなければいけないし、

これまで以上にやることは多いのかなと。

ただその学び自体もAIを活用することによって

効率化できるようになっています。

結果として、人間の成長スピードが上がったと言えるでしょう。

どうせだったら、楽しんで学んでいきたいですね。

 

まとめ

Copilot pro for Microsoft365を使ってみて、AIにできること・できないことを

あらためて考えたので記事にしてみました。

AIを使うことはもちろん、

プログラミングやRPAなど周辺の知識もないと

どう活用していいかわからず

過度な期待・失望につながるのかなと思いました。

完璧じゃなくていいから、触り続けることが大事ですね。

 

編集後記

週末は、近場の個人喫茶店で美味しいコーヒーをいただくのが楽しみ。

チューリップが生けられてて、一本曲がってて、

こういう完璧でないところが個人店の良いところです笑。

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