人生は「きれいごと」「主観」でうまくいく
9/202016
カテゴリー:ライフハック
「投資は『きれいごと』で成功する」を読んで
週末、鎌倉投信株式会社を創業した新井和宏さん著の「投資は『きれいごと』で成功する」という本を読みました。
著者は、元々バークレイズ・グローバル・インベスターズ(現ブラックロック・ジャパン)にてファンドマネージャーとして数兆円を動かしていた人物です。
そういったバリバリの元ファンドマネージャーが書いた「投資はきれいごと・主観でうまくいく」という投資の常識を覆すメッセージがあふれるこの本は、非常に新鮮で面白い内容でした。
詳しい内容は省きますが、この考え方は投資だけでなく人生にも当てはまると思います。
客観的な基準は参考程度にした方がよい
前述した本の中で著者は、いい会社は「格付け」では分からないと書いています。
これと同じように、人生の選択も第三者の「格付け」(〇〇ランキング、世間の常識、親や目上の人からの意見)では善し悪しは分からないのではないでしょうか。
例えば、私の場合税理士試験受験の選択をしたときに、
「受験専念の人でも数年かかるのに、主婦が子育てしながら受かるのは難しい」
「本当に受かりたいなら、家族との時間は犠牲にする覚悟が必要だ」
「税理士は今後仕事がなくなる」
と周りの人から意見をもらいました。
しかし、結果的にはどの意見も私にとっては正しくない意見でした。
子育て中は確かに時間の制限がありましたがその制限が集中力を保つメリットにもなりましたし、家族との時間は犠牲にしたくなかったので誰にも邪魔されない早朝に時間を作りました。
「税理士は今後仕事がなくなる」もある意味正しいですが、それも各人がこの状況を困難と捉えるか、チャンスと捉えるかで変わってきますし、実際に活躍されている方も多くいます。
「格付け」はあらゆる場面で登場します。(飲食店のランキング、学校の偏差値ランキング、使える資格ランキング・・など)
格付けや、身近な人の意見のような客観的な基準は確かに大事です。単に自分の主観だけで行動しても上手くいくはずがありません。
ただ、客観的な基準にとらわれすぎて主観を大事にしない人が多いような気がします。
人生は基本「主観」で行動・トライアンドエラーで理想に近づく
あくまで客観的な基準は参考程度にして、主観で生きていくほうが人生はうまくいくのではないでしょうか。
「そんなのきれいごとだよ」と言われても自分の主観を大切にしている人のほうが結果的に上手くいっていると思います。
もちろん自分の主観を大切にするためにはトライアンドエラーを繰り返し、考え抜くことが必要です。
例えば最近よく言われている「ワークライフバランス」。
こちらも実現が難しいと言う人は「そんなのきれいごとだ」という意見が多いです。
周りの環境も残業をするのが当たり前な状態だと一人だけ実現するのは難しいかもしれません。
その組織を去るか、他の方法を考えなければいけないでしょう。
しかしそもそも仕事一辺倒な人生は異常なこと、不幸せなことだと「主観」的に思いませんか。
周りの意見は参考程度にし、自分の「主観」で行動し、トライアンドエラーを繰り返して理想に近づければいいと私は思っています。
まとめ
「投資は『きれいごと』で成功する」という本を読んで、「これは人生にも当てはまるのではないか」と思い記事を書いてみました。
周りが何と言おうと、「自分の信念を大事にする」などはきれいごとの代表格ではあると思いますが客観的な基準(お金だったり、名声・地位だったり)で動くよりはずっと成功する可能性は高いと思います。(これもきれいごとですが(^^;)
そして、自分の主観で行動している人は失敗を環境や他人のせいにせず自己の成長と捉えることができると思います。
編集後記
月曜日は、知り合いの市議会議員さんと会食。
元々大学院で一緒に勉強をしていた仲間でした。
税理士を目指していたところ突如市議会選挙に立候補するということを聞き少し驚きましたが見事当選し、精力的に活動されています。
「人生は一度だから好きなことをしようと思う!」を合言葉に食べて、飲みました。
そして、調子に乗り日本酒を少々飲みすぎふらつきながら家路へと急ぎました・・大雨の今日でなくてよかったです(^^;