先日、母親が集まって識者を交え議論するという動画を見ました。

そこで驚いたのが、私が子供を生んだ約15年前とほぼお母さんの悩みが変わっていなかったことです。

  • 家事分担の不平等感
  • 母親が子育てをすべきという風潮
  • 長時間労働の文化
  • 周りに助けてくれる人がいない

15年たっても同じような議論がされていることに、ショックを受けました。

あの頃よりSNSなどで情報はずっとあるはずなのに、悩みは変わらないんだな、と。

社会はそう簡単に変わらない。であるならば社会に過度に期待せずに自分から動き出すしかない、ということを再認識しました。

支援してくれる人がいなければ子育て・仕事を乗り越えられなかった

先程の悩みの最後にかいた

「周りに助けてくれる人がいない」

というのは今も昔も本当に大きな問題だと思います。

15年前に比べてますます地域とのつながりも減ってきている気がします。

 

私は幸いなことに出産から1ヶ月間、実家に当時専業主婦だった姉が子育てを手伝いにきてくれていました。

本当に感謝していますが、それでもはじめての子育てにヘトヘトで精神的にも余裕がありませんでした。

子供が小学生に上がって、私が大学院に行き始めたときは義母が息子のご飯を作り、面倒を見てくれました。

私がこうして子育てを乗り越え、仕事をしていられるのは、こういった支援をしてくれた人たちがいたからです。

とてもじゃないけれど夫婦だけ(夫も結婚当時20代だったので仕事に精一杯でした)では乗り越えられなかったと思います。

 

お母さんの精神的支えが一番必要

国の政策は経済的支援、働き方支援などに偏っていますが、

本当に必要なのはお母さんの精神的支えだと思っています。

私も

子供にイライラして「私は駄目な母親かもしれない・・」と思ったときに聞いてくれる人がいてどれだけ助かったか。

逆に自分の給料がほぼ保育料で消えてしまうことに対してはそこまで辛くはありませんでした。

「キャリア継続のためには必要」と思っていました。

現在もこういった精神的なことで悩んでいるお母さんは多いのではないかと思います。

子育てはひとりでするものじゃなくて、社会全体で行うものという考え方を根付かせることが先です。

 

社会はそう簡単に変わらない

「働き方改革」「女性活躍」などと昨今叫ばれていますが、15年前から延々と変わらない議論です。

ここまで社会は変わらないものなんだな、とも思います。

お母さんが安定した職について、子供との時間も取れて、適正な給与をもらう時代はきていません。

今後もすぐには変わらないでしょう。

そうこうしているうちに自分もどんどん年をとってしまいます。

であるならば、

社会が変わる前に自分から動き出すことが大事ではないでしょうか。

悶々とする中で、手探りでもいいから動き出してみると光が見えてきます。

人それぞれ理想とする子育て・仕事のしかたがあると思いますが、

私の場合は「働く時間・場所をコントロールして、子供と過ごす時間もとる」

ことが理想で、結果としてフリーランスという立場にいきつきました。(逃げ続けた結果でもありますが)

社会のスピードよりも自分がスピードをつけて動きだすことが大事ではないでしょうか。

 

編集後記

昨日は、メール相談の対応など。

メール相談は文字だけの情報で判断しなければならないので大変ですが、力はつきます。

 

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