2年ぶりに書いた書籍。AIによる執筆スタイルの変化
2年数ヶ月振りに、書籍を出版することになりました。
『小さな会社・個人の国際税務頻出ケーススタディ』という本です。
前回と大きく違うのは「AI」の存在です。
AIの活用法に試行錯誤した執筆期間
私が出版社からこの本の依頼を受けたのが2025年2月頃です。脱稿したのが2025年9月半ばなので、執筆期間は7ヶ月程度でしょうか。

*ケーキを食べながら出版依頼のお話
その間、AIがものすごい進化をしていました。ハルシネーションが減り、音声や動画の精度がものすごくあがりました。
この頃から、「AIで書籍を一冊書けた!」というインフルエンサーの声も聞こえ始めました。本を書いている身として、これは試してみないといけないと思い、自分が作った書籍の目次案をAIに投げて、数万文字の依頼をしたところ、驚いたことに「世に出ててもそこまでおかしくない」レベルの文章が書けてしまいました。これには本当にびっくりしました。もう、ここまできたんだなと。

この高性能すぎる機械とどう向き合っていくか。とても悩みました。
AIが書いた文章をそのまま使わないことに決めた
書き始めてしばらく試行錯誤を続けましたが、結論として
「AIが書いた文章をそのまま使わない」
ことはキッパリ決めました。また、自分で話したことの文字起こしをし、それをAIに要約させて自分の文章っぽく書かせる(実際にやっているインフルエンサーの方もいました)こともしませんでした。
結局、文章は、これまでと同じく泥臭く自分でキーボードを叩いて書きました。
AIを活用したのは、
- リサーチ(条文や事実関係)
- 誤字脱字の修正
- 簡単な図解の作成
でした。これだけでも相当助かりましたが。
これは向き不向きがあるなーと思ったのですが、
AIが出してきた文章って、完璧なのに「好きじゃない」んです。
正確性としてはもはや自分が書いた文章よりもレベルが高い気がする。言葉の選び方も洗練されている気もする。でも好きじゃないんです。
好き嫌い、などというと「感情をビジネスに持ち込むな」と言われそうですが今こそ感情を大事にするべき時代だと思うのです。なぜなら、それっぽい正解はいくらでもAIが出してくれるから。人間にできるのは、そこに「好き嫌い」を言えることだけのような気がします。逆にいうと、AIが書いた文章に何も違和感なければ、自分が書く意味ってないんじゃないかと思うんですよね。

*絵本は、感情をストレートに出してくれるから人間っぽい媒体
AIとの付き合い方を深く考えるきっかけに
この執筆期間をきっかけに、AIとの付き合い方を深く考えました。
最近、いろんなソフトやWebサイトで何かを入力しようとすると
「AIを活用して書く」といった機能が勝手に出てきて
逆に「うるさい!」と思うようになりました。(←ヒステリックおばさん💦)
大げさかもしれないけど、
「自分で考える楽しさを奪わないでくれ」
と本気で思うんですよね。
いま巷では「AIを活用できない人間は仕事がなくなる」と煽られていますが、
私はもっと深刻なことがあると思います。それは、人間の尊厳が奪われるのでは、ということです。
考える楽しさ、
作る楽しさ、
想像する楽しさ、、
これらは人間なら誰しも与えられている権利のはずですが、
「もうそれしなくていいから」とAIは突きつけてきている気がして。
だからこそ、「私はAIをあくまでツールとして使います」というように、
人間が主導権を握ることが大事だと思っています。言ってる人少ない気もするのですが…
もちろん、もはやAIのない時代に戻ろうとは思いません。
これだけ書いておいて、AIに関する講演なんかもやっていますし。

*大勢のワークショップ形式の講演もしました
まだまだ私も試行錯誤中。あまりに無防備に受け入れすぎず、かといって遠ざけすぎず、上手くAIと付き合っていきます。
まとめ
2年ぶりに書いた書籍について、AIがどのように変化をもたらしたのかを書きました。(思いのほか執筆とは関係ないことを書いてしまった…)
AIがなかったら、人間の尊厳とは?なんて考えることもなかったかもしれません。ある意味、本当にダイナミックで面白い時代に生きていると思っています。
編集後記
昨日は久しぶりに息子と息子の家の近くの焼肉屋さんへ。
ひとり暮らしを初めて1年半くらい。小さなトラブルはよくあるけど部屋をある程度綺麗にし、毎日洗濯し、自炊し、仕事していることが本当に母の誇りです。大げさかな。

最近のあたらしいこと
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平一郎焼肉西大井店
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