環境が人を作る。意志力に頼らない生き方を目指そう – 『FULL POWER』
4/212020
カテゴリー:本
BENJAMIN HARDYさんが書いた『FULL POWER〜科学が証明した自分を変える最強戦略』を読みました。
この本に書いてあることは、
「自分を変えたいなら、環境を変えよう」
の1点だけです。
読むことでモチベーションアップにつながります。
やりたいことがあるのにいつも挫折して自己嫌悪を感じている・・
といった人にお勧めの本です。
意志力をとことん否定
この本では、意志力がとことん否定されます。
役に立たない、と言い切っています。
私たちはなにかにつけて「意志力」を話題にしますよね。
成功している人がいたら
「あの人は意志が強いから・・」
といったように。
著者は成功した人は例外なく根拠のない意志力などに頼らずに、環境を味方につけている
と説明しています。
これほどまでに意志力を否定する本は初めてなので
最初は本当かな・・?と疑ったくらいです(^_^;)。
良い環境は「もう戻れない」とこまで行ってしまうこと
著者は、良い環境の特徴として
- 多くをつぎ込む(お金、時間、気持ち)
- 社会的プレッシャー
- 低いパフォーマンスには高い代償
- 逆境が存在
- 真新しさ
を挙げています。
帰還不能点(後退するよりも、前に進んだほうが楽になる瞬間)を早く見つけなさい、
ということなのです。
確かに、
「まあ、うまくいかなければやめれば良いし」
と中途半端な姿勢で何も達成できない状況に対して、
多くのことをつぎ込み、大きな社会プレッシャーを受ける状況であれば、
「やるしかない」
と腹を括って高いパフォーマンスを発揮できる状況になる可能性はずっと高いように思えます。
私の人生も、思い返せばえいやっとジャンプしたときに上手くいきました。
(税理士試験に何十万もつぎ込む、コネなし、金無し、経験無しでいきなり独立、など。)
コロナ前には戻れない。
「戻れない」という言葉を見てはっと気づいたのが今のコロナによる影響を大きく受けた状況です。
コロナは良くも悪くも「もう戻れない」という環境を私達に提供し、行動を変えてしまいました。
たまに
「コロナが終わったら・・」
「この状況が終わったら・・」
などということを聞きますが、
私個人としては、コロナ前の状況には完全にはもう戻れないと考えています(色々な意味で)。
この数カ月間であらゆるパラダイムシフトが起きたと思っています。
人が密集した満員電車に乗っていた自分、多くの人が集まるイベントに参加していた自分がもはや思い出せません。
現に、あれほどまでに
- セキュリティが・・
- 人の管理が・・
とあらゆる理由をつけてリモートワークに踏み切らなかった会社が
あっさりと認めています。
多くの人が、ビデオ会議システムを使って遠隔でコミュニケーションをとり、自宅で仕事をしています。
「えっできたんじゃん!!」って思いますよね・・。
コロナは決して人類にとって良いことではありませんが、
人の行動を変える強烈な環境変化であったことは間違いありません。
そして、「環境が人を作る」ことが本当であるならば、
無理に古い環境にしがみついて頑なに変わらなければ人は成長できません。
早く環境に適応してしまい、「もう戻れない、戻らなくて良い」
と人が環境に合わせて進化していくしかないと思っています。
編集後記
昨日は、4月申告のお客様の申告書を完成。
期限があるお仕事はやはり緊張します。
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