コロナの影響でテレワークがあっという間に浸透してきました。

そこで注目を集めているのが自宅にいながら遠方の人と会議ができるビデオ会議システムです。

無料のものから有料のものまで様々あり、迷ってしまいますよね。

フリーランスやそれほど大きくない会社の場合、

そこまで多くの機能は必要ないはずです。

そこで、フリーランスである私自身がいくつか試してみたのでレビューしたいと思います。

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※PCを2台用意して試してみました※

試してみたビデオ会議システム

以下の6つを試してみました。

  • ZOOM
  • Skype
  • Googleハングアウト
  • Hangouts Meet
  • Whereby
  • Microsoft Teams

(◎などの感想は個人的なものなのでご容赦ください)

この他にもたくさんあるのですが、

初期費用がかかったり、別途見積もりといったものばかりなので

フリーランスが現実的に検討するのはこのくらいかと思いました。

ZOOMは今までも使っていたのですが、

脆弱性などの問題がでていることもあり、

他のものも検討してみようと考えました。

ZOOM

テレワークで一気に有名になったのがZOOMですね。

ZOOMは、相手がアプリをインストールしていなくても

URLだけ送って参加してもらうことができるので非常に導入のハードルが低いのが特徴です。

無料プランでも画面の共有、チャット等の基本操作はもちろん、録音機能までついてきます。

ZOOMは以前から使っていたのですが、

今回あらためて他の電話会議システムと比べてみると、以下の特徴があることが分かりました。

  • 大人数の会議にも使える
  • 会議ではなく、オンラインセミナー(ウェビナー)ツールとして有用性が高い

大人数の会議にも使える、は無料プランでも100名が参加できるという点にも現れています。

何回か10名程度の会議(というか飲み会)をしましたが、安定していました。

ホワイトボード機能なんかもちょっとしたブレストなどに使えそうです。

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また、2点目については有料プランに「ウェビナー」プランがあることからもうかがえます。

引用:ビデオウェビナー – Zoom

ウェビナープランでは、あらかじめ視聴のみ(ビデオ、マイクがオフ)で参加者を招待

できるなどセミナーに特化した機能がついてきます。

(有料プランにプラスしてウェビナー機能の料金が必要です)

一般的な電話会議システムはすべての参加者が基本的にフラットな関係ですが、

ZOOMのウェビナー機能はホストと参加者の役割が明確に分かれているのがメリットです。

コストを抑えてオンラインセミナーを開催するのであれば今のところZOOM一択じゃないかと考えています。

Skype

SkypeはMicrosoft社が提供している無料のアプリです。

こちらも私は元々使っていました。

青が基調の画面ですね。(チャットを送ると一瞬青くなる)

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どちらかというと、ビジネスではなく家庭用に使うイメージです。

(現に、「Skype for business」という事業者向けサービスが2021年7月31日に廃止され、あとに説明するMicrosoft teamsに統合されるのでSkypeは完全に家庭用になると予想されます)

利用するには、SkypeのIDがお互い必要となります。

チャット、画面共有など最低限の機能はありますが、

安定性や操作性に少し難ありと感じました。特に画面共有された画面が不明瞭でした。

無料なので割り切ったほうが良いですね。

ただ知名度は高く利用されている方は多いので、

代替手段としてIDは取得しておいて良いと考えます。

Googleハングアウト

GoogleハングアウトはGoogleの無料ビデオ会議システムです。

Googleアカウントを持っていれば、誰でも利用することができます。

Gmailの画面からすぐにかけられるのが良いですね。

Googleらしく、マイク、受話器、ビデオの3つのアイコンしかありません。

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こちらも以前から使っていますが、

安定性はZOOMより劣る気がしました。

とはいえGoogleアカウントはほぼすべてのお客様が持っているかと思うので、

選択肢として残しておくと良いでしょう。

Google Meet

Googleが提供するG Suite(法人向けのサブスククラウドシステム)の一つが、Google Meetです(2020/4/8付でHangouts MeetからGoogle Meetに名称が変更されました)。

先程のGoogleハングアウトの進化版といった感じでしょうか。

G Suite有料プラン(680円〜)に申し込めばついてきます。

こちらも参加する側がGoogleアカウントを持っていれば手軽にビデオ会議ができます。

すぐに会議を開始することもできますし、

予めカレンダーに会議を追加し、URLをクリックしてもらうことによって参加ができます。

操作性はハングアウトとそこまで大差はありませんでした。

なお、Google Hangouts Meetは

本日(2020/4/20)現在、上位のEnterpriseプランが無償で提供されています(期間は2020/9/30まで)。

これにより下位のBasicプランでも、

  • 最大250人参加できる会議
  • ドメイン内で最大10万人の視聴者に向けたライブストリーミング
  • Googleドライブに会議録画ファイルを自動保存

が利用できます。

今回、録画・保存機能を試してみました。

録画ボタンを押せば録画を簡単に開始することができ、

しばらくするとGoogleドライブの「Meet recordings」フォルダにMP4ファイルが保存されていました。

うまくやれば、ちょっとした動画教材にも使えそうですね。

Whereby

日本語版はなく、英語版だけのビデオ会議システムです。

相手側にWherebyのアカウントを登録してもらう必要がありますが、

あっという間に登録できてしまうのでそれほど手間ではありません。

無料プランでは4人まで同時通信が可能です。

有料プランでも最高50人までと、比較的小規模な組織での利用を想定している感じです。

無料のビデオ会議システムの中では、個人的にとても使いやすく、安定していました。

(参加者の顔を確認してからLet in(どうぞ入れ)させるなどの機能があります。)

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英語版しかないのが唯一の難点ですが、

緑色のきれいな画面でアイコンが何を表しているかわかりやすいです。(バイバイの手マークが退室、とか)

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4人までのミーティングで、

先方に特に希望がなければこちらが一番使いやすいかな、と感じました。

Microsoft teams

Microsoftが提供している有料版のビデオ会議システムです。

利用にはMicrosoftのアカウントが必要です。

家庭向けのOffice365 soloではなく、一般法人向け又は大企業向けのアカウントが必要となります。

会議開催は、ダッシュボードの予定表から行います。

メンバーを予め設定することもできますし、

外部の人を追加するのにそのままメールアドレスを入力して招待することもできます。

招待された人はURLをクリックして会議に即参加することができます。

(招待メールを送らずとも、リンク先だけ送る方法もあります)

参加者は、デスクトップアプリを利用せずにWebから参加が可能です。

最大250人参加可能(匿名参加OK)、録音機能、ホワイトボード機能もついていることから

通常の会議の他オンラインセミナーとしても使えるかもしれません。

こちらも選択肢として十分にあると考えています。

 

まとめ

ZOOM含め、6つのビデオ会議システムを使ってみた所感をまとめました。

個人的には通常の会議、オンラインセミナーともZOOMがやはり良いかと思いますが

比較的少人数の会議であれば

Whereby、

オンラインセミナーの候補としては

Google Meets

Microsoft teams

挙げられると考えました。

コストを抑えて、ビデオ会議システムを

導入したいと考えているフリーランスの方の参考になれば幸いです。

編集後記

週末は、ビデオ会議システムを試したり、

読書をしたり。

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