税理士試験が不合格だったときの気持ちの切り替え方
12/192016
カテゴリー:税理士・税理士試験
先週末、税理士試験の合格発表がありました。
合格者の方、本当におめでとうございます。
残念ながら今回不合格だった方、来年に向けて少しずつ動き出しましょう。
今日は不合格だった方に向けて自分の経験を踏まえた気持ちの切り替え方について書きます。
すべて自分の責任と考える
税理士試験は難易度が高いうえに年1回の試験です。
不合格という現実を受け止めるにはやはり時間はかかるでしょう。
どうしても
「環境が整っていなかったから・・」
「先生がよくなかったから・・」
など外部に原因を探りたくなってしまう気持ち、分かります。
私も「不合格A」(ギリギリ不合格)の経験者であります。
2011年の東北の震災の後に固定資産税を受けました。
その年は震災関連の特例制度が応用論点であったのですが大手専門学校の先生が
「こんなのは出ません、基本を押さえましょう!」と
言い続けていたのでそれを信じ、何も手を付けずに臨みました。
そしたら見事出題され、撃沈。(固定資産税などミニ税法は1つでも論点を落とすとアウトです・・)
正直、しばらくは先生を恨みました・・が、そのうち
「年1回の難関試験である税理士試験をなめてた自分がすべていけなかった」
と思い返しました。
先生が言っていたことを丸ごと信じたのは自分、その結果を受け止めるのも自分なのだと。
そうしたら、スムーズに来年のことも考えられるようになりました。
外部に原因を求める限りなかなか前へ進むことはできません。
「すべて自分の責任」と認めることが次のステップへ進むために必要です。
勉強する仕組みを今から作る
税理士試験などの難関試験についてよく「意思の強さ」など根性論が出てくるのですが、
私は勉強を継続してする「仕組み」を作って実行できたかどうかがほとんどだと思っています。
様々な勉強方法が紹介されていますが、唯一の正しい勉強方法は存在しません。
私の場合は5月くらいまでのんびりやって、そこから短期集中で追い込みをかけるという方法でしたが、
これはすべての人に良い勉強方法とは言えません。
やり方に不安がある場合には、ノウハウのある専門学校の指示に従っていればまず間違いないでしょう。
後は実行できる仕組みを作るだけです。
例えば、
- 机を綺麗にしておく(いつでもとりかかれるように)
- 1人になれる時間(朝がお勧め)を確保する
など「こんなこと?」と思える仕組みが大事だと思っています。
どのペンや電卓がいいとか、そういったものは後で構いません。
根性論も必要ありません。
まずはどうやったら継続して勉強できるか?を考え、その仕組みづくりを今から始めていきましょう。
人は人、自分は自分
私が受験生だった頃はSNSはまだそれほど発達しておらず、他人の合格情報など知る由もありませんでした。
そもそも受講形態もWebかインターネットでしたし、受験友達というのも一人もいませんでした。
一方、今受験している方は全く一人で受験生活を送っているという方は稀でしょう。
どっちがいいのか分かりませんが、嫌でも他人の情報が入ってきてしまう時代です。
あまり他人の情報に振り回されないようにしましょう。
もちろん参考になる情報は活用して良いかと思いますが、他人の合否結果は気にせず(お友達だったらお祝いしても良いかと思いますが)、スルーしてしまいましょう。
個人的には税理士受験における仲間は気心の知れたほんの一握りのメンバーで構わないと思います。
合格後もお互い切磋琢磨できる、そんな仲間が一人でもいれば良いでしょう。
まとめ
税理士試験は年1度の難関試験。
不合格だったときの精神的な辛さは本当に分かります。
それでも目標に向かって努力をしていく自分を誇りに思い、今日から少しずつ前進しましょう。
少しでも気持ちの切り替え方の参考になれば幸いです。
編集後記
週末は、家族と近所を散歩&クリスマスプレゼント探し&DVD鑑賞。
もうすぐ慌ただしい年末。なんてことない日々に幸せを感じます。