税理士試験も追い込みの時期に入ってきました。

今日は税理士試験で効果的だった勉強方法について書いてみたいと思います。

短期集中勉強

税理士試験は1年に一回しかないので長丁場となります。

そのためか、真面目にコツコツと1年間勉強しなければならないイメージがあります。

私は計画的な勉強が苦手で、本格的な試験勉強はいつも5月あたりから始めていました。

大体5月くらいまではカリキュラムをこなしていくだけで、1日の勉強時間は平均1~2時間程度だったと思います。

5、6月くらいの時期になると俗に答練(答案練習)が始まります。そして自分の実力が分かる全国模試も行われます。

答練の最終成果である全国模試ですが、私はA、Bランクをとったことがありません。

電卓をたたくのも遅くてどうしても全部解くことはできませんでした。

確か、受かった年の全国模試の判定が簿記論:C判定 財務諸表論:D判定 消費税法:C判定

だった気がします。(D判定は出直してこいくらいのレベルですが・・)

それでも5月、6月あたりから猛勉強していくことで受かっているので、そこから伸びていく余地はあるということです。

逆に講座開講からずっと良い成績だとすると現状維持しなければならないので気のゆるみを抑えていくほうが大変かもしれません。

いくらずっと良い成績をとっていたとしても本番にベストな状況でなければ意味がありません。要は本番にベストな状況に持っていければいいので、そのために短期集中勉強でも構わないと私は思います。

よく専門学校のパンフレットに目安の勉強時間が書かれているため「1日〇時間勉強しなければならないのか・・」と思っていました。

しかし実際は費やした時間が成果につながるわけではないことが分かりました。

「試験当日にこのレベルに持ってくぞ!」と考えて短期決戦で行うのもありです。

勉強がはかどった場所

ここから少し具体的に書いてみたいと思います。

私が個人的にはかどったな、と思う勉強場所のランキングは以下です。

  1. 自宅
  2. ホテル(短期的に利用)
  3. 喫茶店
  4. ネットカフェ

1位が自宅というのは意外かもしれません。

それでも、なんだかんだ言って自分が一番リラックスできる場所が勉強場所として最適だと私は思います。移動する時間もないので時間の節約にもなります。

誘惑が多い、とか家族に邪魔されるとか意見はありますが誘惑の原因となるものを片づけたり、家族に邪魔されない早朝などの時間を確保すれば解決できると思います。

2位のホテルは家族の理解が必要なので状況にもよります。

2,3日ホテルに缶詰め状態で勉強するととてもはかどりました。お金もかかっているし、できる勉強の範囲は限られているので計画的に進められます。騒音ももちろんありません。直前期に苦手克服などの目的を掲げて短期間滞在するのがお勧めです。

3位の喫茶店はどちらかというと気分転換に利用していました。簡単な計算問題や理論暗記をしていました。

4位のネットカフェもどちらかというと気分転換に。少し疲れたと思ったら気兼ねなく眠れるし、漫画も読めます。(ただし、暗いので気分が沈むときもありました・・)

ところで、受験生の定番の勉強場所である自習室と図書館は私にとっては良い環境ではありませんでした。

喫茶店などと違って「静かな場所」であることが前提なので少しでも気になる音があると全く集中できません。また、皆が同じような勉強をしているなか自分も勉強するということが天邪鬼の自分には耐えられなかったのかもしれません・・。これは人にもよると思います。「みんな頑張ってるから私も頑張ろう!」と思える人だったら良いと思います。

一人理論つぶやきはマスクをしていつでも行う

税理士試験の肝となる理論暗記はいつでもどこでも行えるようにしておくことが大事だと思います。

歩いているとき、通勤電車に乗っているときなども行いたいところです。

さすがに小声でも一人でブツブツ理論を唱えるのは周りの目も気になるのでそのような時お勧めしたいのがマスクです。

マスクさえつけてしまえば歩行中、電車内で小声でつぶやいていても誰も気づきません。

理論の書く練習はパソコンで

税理士試験では理論は短時間に読める範囲の字で大量に書き上げなければなりません。

ただ手で書く練習はきちんと理論暗記できていれば本番前の数回程度で構わないと私は思います。

手で書くのは時間がかかるし疲れるので普段の勉強にはあまり効率的な方法と思いません。

そこで普段の理論暗記は前述した「一人理論つぶやき」+「パソコンへのインプット」で良いと思います。

つぶやいているだけだといざ書くというときに漢字が出てこなかったりすのでパソコンのワードなどを使ってインプットして確認することが大事です。

パソコンへのインプット練習は時間もかなりの節約となりますし、タッチタイピングが身につくなど他にも良い事があるのでお勧めです。

まとめ

税理士試験受験で効果的だった方法を書いてみました。

かなり個人的な意見なので参考にならないかもしれません。

今思い返してみれば相当な必死さを感じますが当時はそれほど悲壮感はありませんでした。

受かるだろう、と(根拠もなく)思っていました。

税理士受験生は年々減っているという厳しい現実はありますが少しでも自分の経験が役に立てたら嬉しいです。

私には大学院生活を含め約10年程度の税理士受験生活があるので、今後も役に立つ情報を発信したいと思います!

編集後記

息子は2日間の中間テストを終え今日は友達と遊びまくり夜8時前に寝てしまいました。

ここ最近は夜遅くまで勉強していたのでお疲れ様でした・・という感じです(夜食のラーメン作りだけは協力しました)。

ところで、社会の時事問題に「パナマ文書」が出てきたそうです。

たまたまテレビのニュースを見て一緒に話した内容でした。

親子の何気ない会話も役に立つことがあるんですね。

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