インボイス対応、ネットに正解はなし。困ったら専門家に相談しよう!
4/112023
カテゴリー:税金
インボイス開始まで半年
2023年10月から、消費税のインボイス制度が始まります。
この制度は、簡単に言うと
免税事業者の方が消費税を請求しにくくなり、
免税事業者へ支払う事業者の消費税負担が増える
制度です。
なぜかというと、
インボイス発行事業者の登録番号が記載された請求書
でないと消費税計算のために必要である「インボイス」として認められないからです。
したがって、
- 免税事業者(主に事業者向けサービスをしている方)
- 免税事業者へ支払う事業者
に大きく影響する制度です。
※インボイス対応に正解はない
免税事業者が煽られてるけど・・・
このインボイス制度をめぐっては、
「免税事業者は取引できなくなる」
「免税事業者は値下げしなければならなくなる」
という煽りがネット上で出回っていますが、
実際のところは、ケースバイケースです。
例えば、免税事業者への依頼が
その会社にとって欠かせないものである場合、
そう簡単に上記のことをお願いできるでしょうか。
この場合、会社もある程度の
負担を見込んだ上で、
経過措置(*)を利用した上で
双方納得いくかたちで価格合意するケースもあります。
(*)経過措置とは・・・免税事業者へ支払う側が、消費税を100%負担するのではなく1部を負担できる措置。最初の3年間は20%、次の3年間は50%、それ以降は100%負担となる。
一度発行事業者に登録してしまうと、
気楽にやめられない(登録取消届出書を期限までに提出する必要あり)ので、
モヤモヤしているのであれば
一旦支払先と話し合いをすることをお勧めします。
インボイス対応、ネットに正解はなし。困ったら早めに相談を
残念なことに、インボイス制度は
「誰もが理解できる」ものになっていません。
登録する・しないもそうですが、
登録したあとの消費税の申告方法の選択やその期限も
複雑きまわりないです。
ひとつだけ言えることは、
「インボイス対応、ネットで検索しても正解はない」
ということです。
人それぞれの状況(業種、売上、取引先との関係など)
によってベストな対応は異なります。
ネットの情報は、部分的なものでしかなく
「自分にとっての」正解は見つけられません。
時間とお金はかかってしまいますが、
困ったら是非スポットの相談を利用してください。
安心していただくお手伝いができるはずです。
編集後記
先週後半は、遠くから来てくれた友人を連れて鎌倉観光、
お気に入りのホテルに再訪。
鎌倉大仏を久しぶりに見ることができました。