新刊『小さな会社・個人の国際税務頻出ケーススタディ』への想い

新刊『小さな会社・個人の国際税務頻出ケーススタディ』への想い
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2026年2月21日に、日本法令さんより新刊『小さな会社・個人の国際税務頻出ケーススタディ』を出版させていただきます。

この本を書くことになったきっかけや想いを今日は書いてみます。

きっかけはアメリカの租税条約の記事

日本法令さんから出させていただいている本はすべて同じ編集者さんが担当してくださっています。

その方が、1年ちょっとくらい前に私のHPに書いた以下の記事に興味を持ってくれました。

この記事は日本の会社がアメリカで仕事をするときに、アメリカでの税金を軽減するために提出するフォーム(W-8BEN-E)について書いた記事です。

実際に私は海外に取引があるお客様からこのフォームについて何度か相談を受けており、

「もしかしたら他にも困っている人がいるのでは?」

と記事にしたら、多くの会社から相談が寄せられました。


実際はこの内容がメインではなく、小さな会社と個人に関わる国際税務全般、ということで幅広く取り上げています。とはいえこんな小さな記事から執筆の仕事につながるとは思っていなくて、やっぱりアンテナを張って発信することって大事だなあとあらためて感じました。

国際税務の分野でどこを狙うか

国際税務の本は、分野としてはニッチでブルーオーシャンのように思えますが

結構大きな税理士法人や税務署の元調査官?のような権威ある方が書いているケースの本が多いです。

割としっかりめの内容です。


もちろんその中にも「初心者向け」「入門」「基本書」といったものもありますが、少なく感じます。そして、内容も非居住者判定から移転価格まで、「網羅的」なものが多いです。


そんな中で、少しでも差別化できるところはどこだろう?と考えた時に

思いついたのが思い切って大きな会社にしか関係ない移転価格、タックスヘイブン等の分野を省き、非居住者判定や国内源泉所得、外国税額控除など、基本的なルールに特化することです。現に、私が相談を受ける会社の多くが海外と取引をする小さな会社や個人が多いので、強みも活かせると思いました。

結果として、よかったと思います。教科書的な本は巷にたくさんあるのでそれでしっかり学んでもらうとして、この本は「とっかかり」「興味を持ってもらう」くらいの取り扱いでいいのかなと。

内容も、対話形式にして人間味もでるよう工夫しました。

なぜか縁のある「国際」と、出版に対しての想い

この本の依頼を受けたときはこれまでとちょっと違う想いでした。

というのも、私はこれまでの人生で「国際」と名のつくものと縁が深かったからです。


税理士になる前は、外資系企業に8年間くらいいて、経理&英語を使って仕事をしていました。

別に英語が得意でもなんでもないのに。でも普通の経理と違っていろんな国の人とやりとりできるのは楽しかったですね。

税理士になるために通った大学院で書いた論文は「非居住者と外国法人の税務」。今回書いた本とほぼ同じ内容です。

その後、国際税務を行う税理士法人に勤めた後に独立しました。独立後もなぜか国際税務関係の仕事は途切れず、お客様の中にも非居住者が多いですし、スポットの相談も受けます。


自分はグローバルな人間である気が全くしないのですが、

未知な異国に対する興味が強いのかもしれません。これまで何度も海外に旅に行っていますし(その割には観光頑張らないけど、、、)

自分が興味を持っていることは、どこか波動があって、それが誰かに伝わってるのかもしれませんね。そんな「縁」を感じずにはいられません。


エネルギーの赴くままに続けていたことが、作品として出来上がるのはうれしい経験でした。

ご購入いただいた方には何か特典(セミナーや動画送付など)を企画しようと思っています。

編集後記

先週の金曜日はTKC都心会様でAI・DXに関するセミナーでした。

場所は大和ハウスさんの本社のラウンジのようなところでとてもカジュアルな雰囲気。

こういうところだったら話す方もリラックスできます。おかげで、質問も活発で楽しめました。

最近のあたらしいこと

大和ハウス本社ビル