本日コンビニでモノを買うとき、「研修中」とバッジをつけた若い方がレジで会計してくれました。

人員に余裕があるのか、先輩二人に囲まれて、

「落ち着いて、落ち着いて」

と言われながら手取り足取り教えてもらいながら緊張した様子でなんとかこなしていました。

結果的にいつもより倍以上時間はかかったのですが、別に急いでもいなかったので

「なんだか微笑ましいな、この人は良い先輩に囲まれていいな」と思いました。

相手の状況を想像する力はサービス提供側の経験があるからこそ

誰だって初めてのことは時間がかかるはず。

研修中のアルバイトさんを見ると私は自分が初めてアルバイトをしたときのことを思い出します。

飲食店だったのですが、注文漏れ、注文間違い、レジ間違い・・本当にやらかしました。

税理士となった今でも失敗はまだつきものです。

サービスを提供した経験があれば、いざ自分がサービスを受ける側に立つときに相手の状況を想像する力がつきます。

得にその業務について経験があれば、どれだけの労力がかかっているかもある程度は想像できるはずです。

最近の大手の物流会社の残業も問題になっていますよね。不在宅に再配達は本当に労力かかると思います・・

(ちなみにアイキャッチ画像は郵便局からの不在票。差出人が「外国様」になっていたので少し微笑みました)

なぜかサービスを受ける側に立つと豹変する人がいる

その一方で、いつもは会社で一生懸命顧客にサービスを提供しているのに、いざサービスを受ける側に立つと豹変する人が多いのは事実です。

クレーマーという人たちですね。

何かと理由をつけてはクレームをつける人たち。

レストランで、駅構内で、ショッピングモールで・・あらゆるところで見かけます。

先日も、確定申告の電話相談で電話に出たらいきなりクレームを言い出す人もいました。

なかなか電話がつながらなかったのでイライラしていたのかもしれませんが、少し想像力を持ってもらえれば。

申告期限ギリギリになって自分の理解も浅いまま知りたいことをすぐに知ろうと思っても。

なかなか達成されないことは想像できることかと。

「毎年税務署は混んでる」とおっしゃる方、混雑時期を避ける、又は税務署に行かないで済む方法(郵送、e-tax)は検討していただいたのかと。

なぜか「サービスを受ける側(=お客)」に立つと王様気分になってしまう方が多いのは残念です。

サービスを提供する側・受ける側をバランスよく経験しよう

自分もサービスを受ける側として横柄な態度をとっていないか。過剰サービスを求めていないか。

こういったことを意識するにはサービスを提供する側・受ける側バランスよく経験することが一番です。

特にサービスを受ける側としてはサービスの種類や質・値段、様々なことに注意して受けてみると

提供する側としての視野も広がります。

くれぐれも王様気分になって過剰サービスを期待しないようにしたいものです。

編集後記

今日は確定申告の最期のお客様の分の電子申告が終了し、午後は美容院へ。

美容師さんと話をしていたら、最近確定申告を済ませたようです(その方は個人事業主です)。

「税金ってどうやってもとられちゃうんですよね~道でお金拾って隠しちゃうのが一番いいですよね!」

と、とても確率論としては絶望的なことをおっしゃっていました・・(^^;。

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