今日は、会計本を多く出版されている公認会計士の林總先生と昼食をご一緒させていただきました。

面白い本のポイントはどこにあるか、ということを聞いたら

「自分が悩み抜いたことを易しく書けばいいですよ。」

とおっしゃってくれました。

面白い本の秘訣は、書いた人の「想い」が入っているかどうか。そしてその源泉はその人が悩み抜いたことである。

これは本に限らずブログなどすべての文章に言えることではないかと思いました。

自分が経験していないことは誰かに伝えられない

会計や税務等の専門分野に関する書籍・ブログは違いを出すのが難しいです。

ただ今回先生と話をして気づいたのが、

専門分野でも「面白いな」と思う文章は、書いた人自身が経験し、悩み続け、その悩み抜いた末にたどり着いた想いを込めているものです。

自分が経験していないことを文章で書いても、どうしてもふわっとした印象になってしまいます。

悩み・苦しみから生まれる想いは強い

できれば私も悩み・苦しまないで楽しんで生きたいです。

それでも、今言えるのは楽しんだ経験よりも圧倒的に悩み・苦しんだ経験から生まれる思いのほうが良くも悪くも強くなるということです。

例えば、私は「働き方」というカテゴリを当ブログに持っていますが記事数は多いです。

自分でも意識していなかったのですが、働き方に関する記事を自然と書いていました。

その理由は自分がずっと悩み続けてきたこと(仕事と家事・育児の両立など)だからと後で気づきました。

書籍や他の方のブログを読むとき、自身の体験を踏まえたその人なりの考え方が発信されていると興味がわきます。

中でも悩み抜いたことから生まれる想いは強いので、心にズシッと響きます。

外野から見ているだけの人にならないために

魅力がなくなってしまう文章は、その人の想いが入っていない文章ではないでしょうか。

どうしても自分で経験しない、外野から見ているだけでは想いは生まれないでしょう。

自分の想いを持ち、人に伝えるための第一歩は、受信側ではなく発信側に立つことだと思っています。

発信側に立つということは、自分が主体となって行動するということ。否が応でも悩み・苦しみも経験せざるを得ません。

しかし、外野で見ているだけでは悩み・苦しみがない代わりに楽しみもありません。

ある程度までの悩み・苦しみは楽しんでしまい、

自分の想いを持ち、

人に伝えられる文章を書けるようにしていきたいと思っています。

編集後記

週末は、息子の受験候補の高校を見に行きに。

本命、確約ともに決まり一安心です・・が受験本番はこれからですね(^_^;)

税務記事更新情報

平成29年12月1日付けで国税庁より仮想通貨の所得計算の具体的な方法が公表されたことを受け、

注意点をまとめました。

仮想通貨に関する具体的な所得計算方法について | 戸村涼子税理士事務所

私自身も仮想通貨を保有しているので、取引所からのデータを持ってくる方法等を説明しています。

仮想通貨で利益が出ている方は年内に計算方法を確認することをお勧めします。

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