女性税理士で独立している人は少ないです。

(そもそも女性税理士自体が非常に少ないというのもありますが)

私が所属する支部でも、女性税理士さんはどこかの事務所に勤めている方が多いです。

よく周りから

「よく独立したね~偉い。すごい。」

言われるのですが、自信満々で独立したわけではありませんでした。

むしろ自分に自信が持てずに、試行錯誤してたどり着いた道でもありました。

優秀な人たちに囲まれた勤務時代

私が勤務していた税理士法人は、とても優秀な人が多い職場でした。

基本的に税理士資格者しかおらず、

若くて、体力があって、税務知識が豊富で、英語がペラペラで、政治力がある人がゴロゴロいました。

そんな環境に身を置いてしまった自分、案の定なかなかついていけずに落ち込むことも多々ありました。

確かにそこで自分の時間と体を削りながら周りに負けじと長年働き続ければそれなりにスキルは身についたでしょう。

しかし40代、50代になってそこで働いている自分を想像することが全くできませんでした。

独立すれば、自分の得意分野を生かすことができる

そんな先が見えない状況の中で、収入よりも自由な働き方を優先させたくて選んだ独立。

勤務していれば、その会社のカラーに自分を合わせる必要があります。

残業したくなくても、会社が残業が当たり前の雰囲気であればそれに合わせざるをえません。

高度な税務知識を持っている人=スゴイ人という雰囲気であれば、自分も負けじと勉強するでしょう。

しかし、独立すれば自分の得意分野を生かすことができることを知ったとき、考え方が変わりました。

例えば、ITに関する知識。

前職は確かに優秀な人ばかりでしたがそれは税務に関してであり、ITに詳しい人はほとんどおらず、業務効率化という考えも全体的に浸透していませんでした。

ITによって業務を効率化させようとしている同業者は少ない。そこで強みをアピールできることを知りました。

他にもExcelやプレゼン資料などのスキルも生かせることを知りました。

組織内では自分の強みを生かすことが難しかった一方で、独立すれば自分の強みを存分に生かすことができる。

大きな気づきでした。

自分が活躍するフィールドを選ぶことができる独立

このように独立すれば自分が活躍するフィールドを自分で選ぶことができます。

自分が勤めていた会社のカラーに引きずられなくても良いのです。

私は全くのゼロからのスタートだったのでむしろそれがやりやすい状況でした。

優秀な人の中で埋もれてしまうのであれば、そこから抜け出して自分の強みを生かすフィールドで活躍すればいい。

こういうことができるのも独立の醍醐味です。

まとめ

独立してから自分に自信を持てるようになり、仕事が楽しくなりました。

お客様との1対1のシンプルな関係も良いのかもしれません。

周りにいる同業者の他、異業種も研究するようになりました。

時間に追われ、余裕がない方は

今いるフィールドにこだわる必要が本当にあるのか、考えてみると良いかもしれません。独立も1つの方法です。

編集後記

今日は午後から相続税のセミナー。

机上の知識だけでなく実践的なことも学んできます。楽しみ。

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