ネット黎明期ってどんな時代?

わたしは比較的早くからインターネットを触っていた方だと思います。

(父親がが割とギークで、Win95以前からパソコンは家にありました)

 

私が一番ハマっていたのは大学生のとき(1996〜2000年。インターネット黎明期)で、

ISDN(電話と分けることができて、当時は画期的だった)でネットをつないでました。

 

その頃のネットって、Googleのような王者はいなかったんですね。

ブラウザもIE、Excite、Infoseek、Biglobe、Yahooなど様々なものが存在していました。

当時個人のHPを運営していたのは

インターネット好き少数の人でした。

 

私も見よう見まねでHPを作って、

その頃は音楽を作るのが好きだったのでMIDIファイルを作ってアップロードして遊んだりとか。

ペイントソフトでバナー作ったりとか。

掲示板で交流したりとか。

オタクっぽいことしてました。

 

その頃のインターネットは

「GoogleやAppleなどのプラットフォーマーにお金を課金しないと何もできない」

という状態ではなかったし、そういったプラットフォーマーがビジネスの柱とする

広告もほとんどなかったんですね。

 

なぜインターネットはつまらなくなったんだろう?

あれからはや20年ですが、

インターネットは誰でも利用するインフラのようなものになりました。

 

SNSで人と簡単に交流できるし、

Amazonで注文すれば次の日には物を手に入れられる。

プログラミングの知識のない個人の方も簡単に自分のメディアを持つことだ

が可能です。

 

でもなぜかあの黎明期のような面白さがないんですよね。

それってなんでなんだろうな、

と思った時に感じた理由の一つが、

「広告」と考えています。

 

インターネットで何をするにも現れる広告。

もうほとんどの人が無意識のうちに目にするようになった

ものですが、あまりに当たり前になっている状態に疑問を感じています。

 

誰も読まないような利用規約に半自動的に契約して、

自分の閲覧履歴や嗜好のデータを抜き取られて

ビジネスに利用されることに慣れすぎている状態を。

 

私自身、広告は自分が見るのも嫌いなので

このサイトにはほとんど貼っていません。(PVも大したことないので。。。。)

広告がないと成り立たないネット世界、

そしてそこに引き寄せられた関係者(アフィリエイターや、大手メディアなど)

のサイトが検索トップの大半を占める状態は良い状態なのだろうか、とも。

 

不要な広告をブロックするブラウザ「Brave」を試してみた

そんなモヤモヤを抱えていた時に見つけたのが「Brave」というブラウザです。

広告ブロッカーで、セキュアで高速なプライベートウェブブラウジング | Brave Browser

 

下記の特徴があります。

 

不要な広告やトラッカーをブロックできる

Braveには「Brave Shields」というセキュリティ機能があり、

不要な広告や、

トラッカー(ユーザーの行動を分析するためのプログラム)

をブロックできます。

 

右上にBrave Shieldsのアイコンがあって、

いくつブロックしたかを表示してくれるんですね。

どういったものをブロックしたかも確認できます。

↑のサイトではWordpressのプラグイン(アドセンス広告関連)がブロックされているのが分かりました(知ってしまった)。

 

Youtubeを見ても、広告が出てきません。

 

Chromeの場合、冒頭に広告が入りますが(なぜ私の動画にMr.マリックが出てくるのか、、)

Braveで見るといきなり始まります。

(Brave使ってれば、Youtubeプレミアム入る必要なし?)

これは快適です。

 

ページ読み込みが早い

余計な広告やトラッカーをブロックできるので、読み込みが早いです。

データ転送量の多くの部分を広告が占めているからのようです。

 

角川アスキー総合研究所による主要コンテンツサイトの表示速度の調査

Braveが最速となったとのことでした。

 

Chromeのブックマーク、拡張機能を利用できる

「ブラウザの乗り換え」で気になるのがスイッチングコストです。

いつも使うものだから、なかなか切り替えはしづらいですよね。

ただし、これまでChromeを使ってきた人であれば全く問題ありません。

 

というのも、このBraveはChromeと同じ

オープンソースブラウザ「Chromium」上に構築されているので、

Chromeと同じように動き、Chromeのブックマーク・拡張機能を

問題なく利用できるんですね。

 

ブックマークもあっという間にインポートができたので

拍子抜けしました。ショートカットキーも同じです。

 

もちろん、スマホ(iOS、Android)でもBraveは利用できてブックマークの同期もできます。

(PCから同期設定が必要です)

 

広告を敢えて見ることで暗号資産がもらえる

面白いのが、広告を敢えて表示することによって

ユーザーが暗号資産(BAT:Basic Attention Token)をもらえるという仕組みです。

(Metamaskなどの外部ウォレットか、独自のBraveウォレットを作る必要があります)

BATはbitFlyerなどの日本の取引所で売買されているので円に換金することもできます。

従来、ユーザーは「無料で利用できる代わりに広告に晒される」ことが当たり前だったのが、

「広告を見る代わりに報酬をもらう」

と逆になってるところが面白いですよね。

 

まとめ

広告だらけのインターネットに対して思うところと、

不要な広告をブロックしてくれるブラウザ「Brave」を試してみたので

記事にしてみました。

 

このBrave、収益構造としては(ユーザーが広告を表示意思を示した場合の)

広告主からの収入がメインだとか。

2022年5月時点では月間アクティブユーザー数は5500万人のようです。(Chromeは8億人とも)

なかなかまだ差はありますが、広告に嫌気がさしている人たち

を中心に利用者数が増えてほしいな、と思っています。

わたしもしばらくChromeとのダブルスタンダードで継続してみます。

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