クラウドワークス体験記~スキルを生かして在宅勤務を行うメリット~
5/92016
カテゴリー:Webサービス
クラウドワークスで仕事してみた
近年、会社に通勤せずに個人間や個人法人間で仕事を直接取引する仕組みを利用して働く「クラウドソーシング」が新しい働き方として注目されています。
国内では以下の2社が有名です。
- ランサーズ http://www.lancers.jp/
- クラウドワークス http://crowdworks.jp/
従来のいわゆる在宅ワークや内職と違って企業が発注側と受注側のマッチング機能、その後の契約、決済までのプラットフォームを提供する点が特徴です。
受注側は原則仕事場へ行く必要がないため在宅で空いた時間に仕事ができます(発注側の要望にもよる)。
従ってフルで働くことのできない小さな子供がいる方や、障害のある方など「会社に来て一定時間固定された場所で働く」という縛りから今まではじき出されてきた人たちに新たに仕事を提供するという点では大きな魅力ではないでしょうか。
もちろん、会社での人間関係が苦手、私のように通勤電車がどうしても乗りたくない(-_-;)という人達にとっても良いシステムです。
ただ、こういったクラウドソーシングはWebデザイナーやプログラマーなどの元々場所を選ばない限定された職種の人にしか仕事がないのではないか・・という懸念が一般的にはあるかと思います。
元々会社に毎日通うということに疑念?を感じていたので色々と心配はありましたがとにかく始めてみよう、と思いクラウドワークスに登録して仕事してみました。
手順
クラウドワークスで仕事を受注するには、まず登録を行う必要があります。
登録は「受注者」「発注者」の項目があります。今回は仕事を受ける側なので受注者側に資格やスキルを登録していきます。
スキルや実績は詳細に書いておいたほうが受注率が高まります。
履歴書・経歴書等のファイルを添付することもできます。
さて、登録が終われば、後は発注者からの仕事依頼を待つだけでしょうか?
いえ、待っていても仕事は来ません。
たまに発注者側からスカウトが来たりしますが、受注実績がない登録したての場合は特に自分からどんどん応募していく必要があります。
自分が登録したスキルを基におすすめ案件がメールできますので、合った仕事があれば積極的に応募してみることをお勧めします。
応募から先は?
今回私は税理士限定のライティング業務をしてみました。
専用のメッセージボックスから応募すると、担当者からメッセージが来て報酬や納期等のすり合わせ、場合によっては面接が行われます。
今回応募した仕事ではSkypeで実際に打ち合わせをしました。
履歴書や経歴書を準備して会社に訪問して・・という一連の作業がないため大変楽でした。
そして、契約が成立したら作業開始。
税務関連の記事を何個か書いて納品しました。基本的にどこで書いてもいいのでカフェに行って書いたりもしていました。
ちなみに、契約から支払いまでの一連のフローはクラウドワークスできちんと管理されています。
納品まで終わったら、期日までに報酬が振り込まれます。下記のフォームで未入金分を確認することができます。
(ちなみに、報酬からは源泉徴収分差しが引かれ、さらにシステム手数料20%、振込手数料が差し引かれます)
クラウドソーシングだけで生活できる?
クラウドソーシングに興味がある方にとっては一番興味があるのが「自分に合った仕事があるか」「クラウドソーシングだけで生活できるか」ということでしょう。
まず「自分に合った仕事があるか」ですが、冒頭にも書いたようにクラウドソーシングはWebデザイナーやプログラマーなどの専門職種に限定した仕事しかないのではないかという疑念があるかと思います。
しかし、実際に依頼内容を見てみると驚くほど多彩です。
単価が数百円~数千円程度の簡単なアンケートに答えるだけの仕事や趣味に関する記事執筆、エクセルでのちょっとした作業、ロゴ作成、ネーミングアイディアの発案、営業支援、メール代行・・などから数百万程度の大型システム案件まで。
また、「タスク」という形式の仕事もあります。こちらはロゴやネーミングなどのアイディア募集について、応募者の中から自分の作品が選ばれれば報酬が支払われるという仕組みです。クラウドソーシングを始めたばかりの人が腕試しに取り組む場合が多いようです。
以上のとおり数多くあたってみれば特に高いスキルがない場合でも仕事は獲得できる可能性は高いです。
次に、「クラウドソーシングだけで生活できるか」ということですが、やはりそれはよほどの専門性がない限りまだ難しそうです。
実際、驚くほど単価が低いものもあります。
ただし今までパートなどで短時間外で働いていた人であればそれほど大差なくクラウドソーシングで稼げると思います。目安としては月7~8万円程度でしょうか。これくらいだったら少し頑張ればいけると思います。
在宅で空いた時間にできるので副業としても魅力があります。
まとめ
ずっと気になっていたクラウドソーシングを経験してみました。
色々と世間では後ろ向きなイメージもあるクラウドソーシングですが
やってみて気づいた点、おすすめしたい点は
- クラウドワークスが応募から支払いまでの業務を代行してくれるので発注者とのトラブルについてはさほど心配しなくて良い
- 自分の好きな時間に仕事ができ、場所を選ばないため時間の節約にもなる
- 自分に値段をつける練習になるため、個人事業を考えている人のとっかかりに良い
- 専門性の高い仕事以外にも仕事はあるのでまずは積極的に応募してみる
- 単価はピンキリだが、なるべく「今の自分に価値をプラスするもの(経験となるもの)」を選んで応募する
まだまだ「新しい働き方」として確立するのは先だと思いますが、今まで働くに働けなかった人たちに仕事をする場を提供したという0から1への変換は大変有意義かと思います。今後の課題(報酬、福利厚生等)に期待します。
編集後記
今日は近所のスポーツジムの入会手続きへ。
入会特典で遺伝子検査というものをしてもらいました。
唾液をとってその人の体質の遺伝的傾向を検査することができるようです。
意外と苦戦・・美味しいものを思い浮かべてもなかなか唾液は出てきませんでした^^;;
結果がなんだか怖いようでもあり楽しみでもあります。