「劇場型」「語り口」に飲まれないように

「劇場型」「語り口」に飲まれないように
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先日、参院選選挙がありました。

私は、SNSやYouTube、街頭演説を見ずに

各候補者が掲げている政策(チラシ、Webなど)だけで選びました。

「劇場型」「語り口」に飲まれたくなかったからです。

街頭演説が苦手な理由

正直、街頭演説が苦手です。すごく大変な思いをされてやられている方も多いと思うので、とても申し訳ないのですが。

先日も、動画にアップされている街頭演説を見ようと試みたのですが

すぐにやめてしまいました。


なぜかというと、「日本をどうしていきたいか」「政策の中身」がほぼ語られていなかったから。

「日本人を取り戻す!」「日本人ファースト!」

とよくわからないけど

なんだかすごそうで、人の感情に訴えかけるメッセージばかりが発せられていて

その場に集まった人たちも歓声をあげているけど

私はイライラと「で、具体的な政策はなんのさ!?」と思ってしまったのです…。

街頭演説というシチュエーション上、仕方ないのかと思いますが

「その場の熱気」を大事にする雰囲気がどうしても私には冷めてしまうのです。

「劇場型」「語り口」に警戒している

街頭演説だけでなく、私は「劇場型」「語り口」でその場の空気を作っていく流れを警戒しています。

YouTubeやラジオでも、

無理に盛り上げたり(変な効果音入ったりとか)

わざと煽り言葉を使ったり、

釣りのタイトル入れたり、

といったものは全部警戒して見ないようにしています。


こういった発信は、すべて「アテンション」(注意)を集めることばかりにフォーカスしていて、肝心な中身が言及されることがほとんどないからです。


やたらと語り口が上手な人も警戒しています。

本当に考えている人は、むしろ言い淀むと思っています。ちゃんと考えていたら、そんな簡単に言葉って出てこないものです。


私も細々とYouTubeをしていますが、アテンション集めの動画は撮らない(というか、撮れない)ので淡々と発信するスタイルを貫いています。

「私はどう考えるか」がまず先

選挙含め、私は何か判断するとき、

「私は、◯◯が一番必要だと思う。理由は…」

とまず「個人」目線で考えます。


思うに、

「日本として今後するべきこと」

とか、主語を大きくしてしまうからわけがわからなくなってしまうのだと思います。

だから、声の大きな人に流されてしまう。


そうではなく、どんなに稚拙で、どんなに自分勝手な理由でも、自分の意見を持つ」ことが健全な議論や対話につながっていくと考えています。

正解なんて、ないのだから。


そして本来、選挙に「盛り上がり」なんて必要ないはず。

(投票率を上げるために多少必要であっても本質じゃない)

当然だけど政治って、選挙が終わっても考え続けなければいけないことだし。

他人と意見が違っても、「私はこう思うんだ!」と互いに認め合い、

共通理解」(どっちが正しいかを決めるのではなく、

落とし所を見つけていく)を作っていく場が

とても大事だと思います。


そしてそれは選挙に限らず、

日常生活や仕事すべてにおけることかなと思うんですよね。


会社勤めしていたとしても、

「当社は〜」よりも、

「私は〜」

と話してくれる人のほうが好きですし、信用できます。


情報があまりに溢れている世の中、

まず余計なものをインプットせずに

「私はどう思うか?」

から始めていきたいです。

編集後記

金曜日は、47回目の誕生日ということで

息子がケーキを買ってきてくれました。

自分の年齢にびっくりするばかりですが、良い誕生日になりました。

週末は、部屋の一角を整理して

棚を備え付け、購入したレコードプレーヤーとスピーカーを設置。

私の世代でもレコードはほぼ触ったことなく、興味津々。(おばあちゃんがどでかい演歌をレコードで聞いていた気がするが。。。)

針圧の調整とか、全然知りませんでした。思ったよりもずっと音が良く、感動しました。

(たまに飛ぶけど…)

全マニュアル操作も新鮮。物理的なレコードもパッケージがおしゃれでコレクションしたくなりますね^^

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