[お勧め本]「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」中島聡著、「仕事は楽しいかね?」デイル ドーテン著ー試し続けてゆくことの大事さ
10/32016
カテゴリー:本
週末、二つの本を読みました。
やりたいことを試してみたかどうかが大事
「仕事は楽しいかね?」に出てくる35歳のビジネスマンは過去に起業に失敗し、現在の仕事にも不満を持っています。
自己啓発書なども読んで哲学をきちんともち、過去の失敗を生かすために綿密な事業計画をたてようとしています。
MBA資格を持った優秀な経営コンサルタントの方でも論理的に見て非の打ち所がないものを作り上げようとしています。
そんなビジネスマンに対して経営コンサルタントのマックスが
「それは試してみたのかね?」
言う場面が印象的です。
起業で失敗する人の多くは「試してみること」自体をしていないと書かれています。
試すこと自体に失敗はない
元マイクロソフトのプログラマーの中島さんも同じように、
「とにかく試す。プロトタイプ(試作品)を作ってみることが大事」
と書かれています。
実際、Windows95が発売された当日、「バグが3500個ある」状態だったそうです・・それでも、人が普通に使っているうちは問題ない程度であれば、とにかく期日までにリリースすることの方が大事という考えだったようです。
スマホアプリなどもそうで、何度もアップデートがあるのはリリースされた時点ではある意味「試作品」だったからです。
最近のものでいうとクラウド会計ソフトなどもそうですね。リリースされた時点では使いづらい部分もありましたが、ユーザーの声を取り込んでだいぶ改善されました。
これらの製品に共通しているのはリリース時点では「完璧ではない、試作品」であるという点です。
この「完璧なものでない試作品」を何度も作って改良していくということは、どんな事業を行う上でも重要なのではないかと思います。
どんなに完璧なものを作ろうとしても神様でない限り先をすべて見越すことは不可能だし、作るものが「試作品」である以上は失敗という概念はないからです。
毎日創造的なことをしてみる
仕事は楽しいかね?に登場する経営コンサルタントのマックスは、最終的には「明日は今日と違う自分になる」ということを勧めています。
さすがにそこまでは難しいかな、とは思いますが「毎日何か創造的なことをする」ことはできそうな気がします。
例えば、ブログを書くにしても創造的なことですし、もっと身近なところで言えば「新しい料理を作ってみる」「新しいお店に行ってみる」などでしょうか。
もちろん闇雲にただ真新しいことをするのではなく、自分の仕事や人生の目標(詳細でなくても良い)に少しでも近づけることをすることが大事だと思います。
最初から完璧なものを目指すのではなく、とりあえず試作品を毎日実際に創ってみる。仕事だけでなく人生のあらゆる面で有効な考え方だと思います。
まとめ
週末に読んだ二つの本に共通する「試してみる」考え方をまとめました。
少し抽象的な話になってしまいましたが、仕事を含めた人生全般を豊かにするためのキーワードではないかなと思っています。
いきなり大きなことをするのではなく、小さな小さな創造的な試作活動をコツコツとすることが大事ですね。自分も心がけていきます!
編集後記
日曜日は、天気が良かったですね。
家の掃除をしてさあお昼を買いに行こうとなり、歩いているうちに気持ちよくてみなとみらいまで掃除着のまま直行してしまいました。
歩いて歩いて、赤レンガ倉庫の近くのカフェに到着。ビール祭りをしていたらしく陽気な音楽が聞こえてきました。
日差しは強かったですが風が気持ちよかったです!
お洒落な人が集まる横浜みなとみらい。
その中を掃除着のまま帰りました・・汗