大阪で活躍する同業者の方のブログで、「お客様の存在により、税理士としての自分の存在が分かる」という記事を読んでとても共感しました。

お客様の存在により、税理士としての自分の存在がわかる | 大阪で活動する女性税理士☆まいこのブログ

私も、独立当初お客様ゼロの状態だったので、「誰にもお役に立てていない」ことが何よりも惨めだったのを覚えています。

独立前も同じような気持ちになることが多々ありました。

勤務していても手持ち無沙汰だったり、自分の業務が何に役に立っているか分からない時は自分の存在意義を考えてしまっていました。

いくら自分にできることがあっても、誰かに見つけて利用してもらわなければ自分の存在意義はないに等しいのです。

特に独立後は自分の能力を必要としているお客様に自分を直接見つけてもらうところから始めなければいけません。

当たり前のようなことですが、これは今の学校教育では習えないことです。

学校は与えられたものを従順にこなすことが求められる

私の息子は今中学3年生ですが、基本的な教育は私が中学生だったときとほとんど変わっていないように思います。

先生の出された課題を従順にこなし、テストで良い点数を取ることが良い成績を取ることの条件です。

このような学校生活を送って社会に出た後、

「自分で考えて行動する」

ことを要求されてそのギャップに驚く人たちも多いのではないでしょうか。

昔のように先輩から手取り足取り教えてもらうということは今は期待できません。

今まで先生から与えられたものをこなすだけでよかったのがいきなり自分の頭で考えて行動することを(しかも会社のルールを理解した上で)要求されるのでギャップがあって当然ですよね。

自分の能力を利用してもらう力が必要になる

学校で与えられた課題をこなして、優秀な成績を取って、社会に出たとしてもそこで「自分の能力を利用してもらう誰か」がいなければせっかくの能力も意味のないものとなってしまいます。

例えば、自分の価値を上げるべく立派な資格やMBAなど取ってもほとんどの企業にとってはToo machなものなのかもしれません。

「会社は自分の能力を過小評価している・・」と不満がある場合、自分の能力を知ってもらう努力がもっと必要なのかもしれません。

「自分の能力を必要としてくれる誰か」を探す能力は、サラリーマンであろうが、フリーランス・起業家であろうが変わりません。

サラリーマンの場合は、自分の能力を利用してもらえる会社を見つけることが必要でしょう。そのためには転職も躊躇しない行動力、それなりの政治力が求められます。

独立した場合には、自分の能力を利用してもらえるお客様に直接自分を見つけてもらう努力をし続けなければいけません。

自分自身を俯瞰し、「どうしたら利用してもらえるか」を考えよう

私たちはついつい「自分の能力をどう生かすか」と考えがちですが、仕事は相手がいて初めて成り立つものです。

自分自身を客観的に俯瞰し、「どうしたら自分を利用してもらえるか」を考えるようにしましょう。

学校から、親から、権威のある人から「やっておいた方が良いこと」と教えられた勉強、資格が役にたつとは限りません。

もしかしたら「こんな特技あってもな・・」「こんなレベルじゃな・・」ということが会社に、お客様に役にたつことかもしれません。

そのためには自分の属している会社、団体だけでなく広く世の中を見渡し、自分を必要としてくれている人がいないか意識することが大事だと思ってます。

まとめ

どんなに立派な資格も肩書きも、それを誰かに利用してもらわなければ意味がありません。

誰かが必要としているサービスは、実は自分が思っているほどハードルが高くないものなのかもしれません。

常にアンテナを貼って自分の能力を利用してもらえるチャンスをうかがいましょう。

編集後記

今週末は秋旅行の準備を。

GUで18点衣服を買って2万円以内なのには驚きました(^_^;)

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