自分の数字を好きになろう、もっと愛着をもとう
5/182018
カテゴリー:クラウド会計・経理
今日はクラウド会計freeeの導入コンサルティングでした。
ライターのお仕事をされている方に、日々の記帳のしかた、freeeの機能の説明、数字の見方などみっちり説明させていただきました。
最後には
「自分でできそうです!」
と言ってもらえて大満足です。
「面倒な経理から解放される」こと以上に「数字が好きになる」ことが大事
クラウド会計の良さとして、従来のソフトに比べて圧倒的に作業量が少なかったり、会計知識がない人でもできることが挙げられます。
しかし自分で数字管理をできるようになる結果として「自分の数字が好きになる、興味が出てくる」ことの方が大事だと思っています。
今日コンサルティングをした方に
「損益計算書はどれだけ儲かったかが見れるんですよ」
「貸借対照表は今自分が持っているものを見れるんですよ」
と、実際に仕訳をして数字が流れていく過程を説明したら興味を持っていただけました。
聞いたところ、○色申告会のようなところで何度も伝票入力(借方、貸方)をさせられ嫌になったとか。
数字を作るよりももっと大事なこと
数字を作る技術は確かに必要ですが、もっと大事なのは「なんのためにやっているか」ということだと思っています。
多くの人は「税務署にださなければいけないから」「銀行や株主に報告しなければならないから」と想像するかもしれませんが、もう1つ重要なこととして自分の数字を好きになることだと思っています。
「数字を好きになる」という言い方はちょっと変ですが、数字に愛着が湧いてくる感覚です。
もちろん儲かっている時も、苦しい時もありますが全部自分がしてきた結果だと思うと愛おしくなります。
「今月今までで最高益だ!」とか。
「あー売上前月より半分以下になっちゃった、頑張らなきゃ」とか。
自分ごとの数字は別格
このような感覚は会社勤めのときはありませんでした。
上場企業に勤め、決算短信、有価証券報告書などを作成していてもその数字は自分とは遠い存在のように感じました。売上○百億と淡々と入力していくという・・
こういってはなんですが、やはり「自分ごと」にならないと数字も愛着が湧かないと思います。
もちろん税理士という仕事柄お客様の数字もとても気になりますが、自分の数字はやはり別格です。
数字に苦手意識を持っておられる方は、「税務署のため」と思わずに「自分の数字を好きになるため」と思って数字管理していきませんか。事業を行なっていない人であればまずは家計管理からでも。
まとめ
専門家に丸投げして出てきた数字には愛着は湧きませんよね。
税金を納付するためにさらにその手続きを外注してお金がかかるというのも変な話ですし。
最初は大変かもしれませんが、今はクラウド会計などの便利なソフトが存在していますし、インターネットである程度の情報も取れます。必要な時に、専門家を利用してもらえればと思っています。
編集後記
今日は、午前中人事労務freeeを使って法人の給与計算チェック、午後はクラウド会計導入コンサルティング。
「自分でできそう」と自信を持ってもらえたのがよかったです。
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