公立学校における決済方法が30年前から変わらないことについて
4/122017
カテゴリー:子育て
働き方改革が叫ばれて久しいですね。
業務の生産性をあげ、無駄な残業をなくして、国際競争力を高める。
ニュースでは民間部門ばかり話題に上がりますが、学校などの公共部門があまり取り上げられないのが気になります。
学校などの公共部門についての業務効率化は禁句なのか。実際に今親としてかかわっていても問題として取り上げない方が多いです。
特に学校などの教育機関こそこれから国際社会に生きる子どもたちが過ごす場所なので考えていかなければならないことだと思うのですが・・。
私はよく学校のことを批判する記事を平気で書きますが(-_-;)、今日は学校の決済方法の非効率さ、その原因について思うところを書いてみます。
学校の主な決済方法は「現地」での「集金」
私立の学校はもう少し進んでいるかもしれませんが、公立の学校の決済方法は、今の時代でも現地での集金が基本です。
(特に業者からの一括購入の場合)
新年度の時期は集金が重なります(体操着、体育館シューズ、教材など)。
昨日も集金のお知らせをもらいました。
このお知らせによると、
- 決まった日にち(土曜日)と時間に
- 学校の昇降口付近へ親が行き、
- おつりがでないよう1円単位で正確な現金を決まった封筒に入れ
- 並んで業者の確認を受けて支払う
ことになります。
毎年このようなお知らせをもらうたびに小さな溜息がでます・・。
30年前と変わらない決済方法
上記のような現地での現金による決済方法は私が小学生だった頃の30年前と変わっていません。
現金による決済方法のメリットは私には考えられません。
学校と契約している業者にとってはその場で資金回収できるのであるのかもしれませんが・・
(集計するのも大変ですが)
なぜ非効率な方法が30年も続いているのか?
なぜこのような非効率な方法が30年も続いているのでしょうか。
それは、
やり方を変えなくても誰にも文句を言われない
ことが一番の原因だと思います。
民間部門であれば、非効率で時代遅れなやり方を30年も続けていれば得意先に見向きもされなくなります。
しかし公共部門、とりわけ教育機関の得意先は子どもの親です。
親としては大事な子供を預けている、という負い目(?)からかこういった非効率さに気づいていても誰も声を上げないのではないでしょうか。
民間部門ではあれこれ厳しく生産性が追求されるのに、公共部門は非効率さが容認されるのは違和感があります。
学校・教育機関向けの決済代行サービスを行う業者もある
まだまだ数は少ないですが、学校・教育機関向けの決済代行サービスを行う業者も存在します。
例えば「Cloud Payment」という会社は、クレジットカードによる教育サービスへの決済代行を行っています。
決済方法を多様にしたことにより、海外からの寄付が増えた学校もあるようです。
クレジットカード決済は手数料の問題もありますが、是非導入してもらいたい方法です。
いずれにしても現金決済だけはもうやめてほしいなと思います。
まとめ
学校などの公共機関の決済方法の非効率さ、その原因について思うところを書いてみました。
本当は、このような疑問を持った人間がもっと公共機関に入り込んで(PTAだとか、役員だとか・・)声を上げることが必要なのですが・・
学校における決済方法の多様化が進めば、学校側・親側双方にとって負担が減り、もっと力を入れるべき部分に力を入れられると思っています。
編集後記
新学期が始まったので、息子のお弁当箱を新調しました。
わっぱ弁当という木製のお弁当箱で、電子レンジ・食洗器不可ですが湿気に強く長く使えそうです。
お弁当作るのもあと数年か・・と思うとちょっと寂しいです。