[お勧め本]働かないでほしいと望まれる人にならないためにー「自分の時間を取り戻そう」ちきりん著
3/72017
先日、社会派ブロガーのちきりんさんの本「自分の時間を取り戻そう」を読んでいて、衝撃的な一文を発見しました。
実は今、働いている人の中には、その仕事の価値がゼロ以上の人と、マイナスの人がいます。
働くことによって社会にマイナスの影響を与えている人がいるという事実。
私たちは通常必要があるからこそ働いていると思いがちです。
しかし、確かに言われてみれば働く=価値が発生するとは必ずしも限りません。
頭では理解しても、なかなか認めるのが難しいことではないでしょうか。
働くことによって社会にマイナスを与える人ってどんな人?
ちきりんさんは、働くことによって社会にマイナスの影響を与える人をこう表現しています。
たとえば生産性の低い産業を守るために余計な規制を作っているような人―こういう人は働かないでいてくれたほうが、社会全体に生み出される価値が大きくなります。
人気起業家を微罪(見せしめ?)で逮捕、起訴するような警察や検察官、粉飾決算をしてまで将来性も競争性もないビジネスに有能な技術者を投入し続ける経営者や、生産性を高める新技術の導入に全力を挙げて反対する既得権益者たち。彼らも、社会に及ぼすその価値はマイナスです。
だったらそういう人には、今と同じだけの給与を払うので、働くのは止めてもらう―そうするほうが社会全体としてはトクだということになります。
これらの根拠としてちきりんさんは「社会の高生産性シフト」を挙げています。
少子高齢化で働ける人が減っていく今後は、生産性が低い人が働いていける余裕はない。
つまり、一部の生産性の高い人にはどんどん働いてもらい、足を引っ張る人には生活費(ベーシック・インカム)を渡すから、働かないでもらう。それが社会全体にプラスになるから。そんな考え方です。
すごくばっさり切った考え方ですが、正論でもあります。
生産性の高い人の芽を摘んでいないか
上記のことは、40代、50代以降の若い人たちにアドバイスをする立場の人に特に関係する話だと思います。
無意識に生産性の高い人の芽を摘んでいないか。そういったことを考える必要があります。
例えば、古い慣習にすがって生産性の悪い自分の仕事の仕方を部下に押し付ける。
あるいは、自分の仕事の聖域(?)を侵されないために部下に仕事を教えない。
あとちきりんさんの文章にも出てきましたが、既得権益を守るために意味のない規制をやたら作る人たち。
こういったことはその会社だけでなくその会社を取り巻く社会全体にマイナスの影響を与えます。
そのようなことをするくらいだったら、生活費をもらって家にいてもらった方が良いのでしょう。
「働かないでほしい」と言われる前に
自分の家族のため、やりがいのために働いていたのにある日「働かないでほしい」と言われるのは悲しい事です。
そうならないためにも、日々自分の行動が周りにいる人たち、ひいては社会全体にどのような影響を与えているか考える必要があります。
- 今までやってきたことだから
- やり方を変えるのは面倒だから
- (可能性も考えずに)やっても無理だから
このようなことは禁句とすべきでしょう。
自分もいつの間にか上記のような保守的な考え方になっていないか、凝り固まった考え方になっていないか、常に考えていきます。
(働かないで家にいてくれた方が良い、なんて言われたら悲しいですから・・まあ、私は実際家にいること多いですが(^^;)
編集後記
ワンピースマンチョコに引き続き、肉リマンチョコが販売されています。
初めて購入したもものがキン肉マン・・すごく幸先いいです。
今日夫から聞いたら聖闘士星矢版も出たとか。
こちらも気になるところです・・。(子どもの頃ファンでした。。。)