多様性(ダイバーシティ)が大事な時代、と言われますが

自分のなかの多様性を認めることがまず先かな、と思いました。

※税理士&コンサルタント&YouTuber&執筆家&セミナー講師&コミュニティ運営者?(ついでにハンドメイド作家)

専門以外のことをすると叩かれる文化はないほうがいい

ちょっと前に、村上春樹さんの「職業としての小説家」という本を読みました。

この本で気になったのが、「自分の専門外のことをすると叩かれる」という文化です。


また『アンダーグラウンド』という本を書いたときは、ノンフィクションを専門とする作家たちからおおむね厳しい批判を受けました。「ノンフィクションのルールを知らない」とか「安っぽいお涙頂戴だ」とか「お手軽な旦那芸だ」等々さまざまな批判を受けました。

一方、「小説」の世界は非常に寛容なのだとか。どんなに素人の方でも「いらっしゃい」という雰囲気なのだそうです(その後、生き残れる人が少ないからというのもあるそうです)。

私はそっち(小説)の世界のほうがいいなあ、と思いました。

そもそも、専門以外のことに興味を持つことなんて当然ですし、それを仕事にしたからといって何が悪いんでしょうか(資格が必要な仕事を除いては全然良いと思います)。

自分の中には複数の「これやりたい」「あれやりたい」の自分がいる。それって当然ですよね。

まずはそういう「自己の多様性」を認めなければ、他人の多様性にも寛容になれないのでは、と感じています。

「ひとつのことを◯十年」が称賛される世界だけど

日本ではまだまだ

「この道◯十年!」

がもてはやされる世界だと思います。

もちろん、そういう考え方もありですが、「あれも、これも」と挑戦する人にも寛容になってほしいなーと思います。特に、「人生100年時代」のいまは、むしろ複数の仕事を並行していくことって普通ではないでしょうか。

私がそれを大きく感じるのは「税理士」という国家資格を持っているからかもしれません。

良い意味でも悪い意味でも国家資格って影響力が大きいです。

それを持っているだけである程度の信頼力を得られるのは大きなメリットです。

しかしその一方で、税理士=税金の仕事する人

固定化されてしまうデメリットもあります。

ちょっとでも外れたことをすると目立ってしまうというか。

本来、資格は武器のひとつに過ぎないので

色んなことに挑戦していく人がいても良いはずです。そういう考え方が多様性の一歩だと思っています。

色んな自分を認める

「◯◯だから、こうでなければいけない」

という呪縛は仕事だけでなくプライベートのあらゆるところであります。

「男(女)だからこうでなきゃいけない」

「親だからこうでなきゃいけない」

「もう◯歳なんだしこんなことしてちゃいけない」

…など。

一旦、そういう「◯◯だから」を取っ払って、

まっさらな自分を認めてあげることって大事だと思うんですよね。

自分の中の多様性を認めることで、

自分とは違う価値観を持った人たちにも寛容になれると思います。

逆に自分が固定化されてガチガチになってたら、他人の多様性なんて認められないと思います。

まずは、色んな自分がいることを認めて、素直になってみよう。行動してみよう。

そこからがスタートと考えています。(私の中にも色んな自分がいます)

編集後記

昨日は、Voicyパーソナリティのタカハシノリアキさんにゲストとしてお招きいただいて、生放送で対談。

コミュニティ運営の話で、盛り上がりました。とても深いお話ができて、満足。

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