ベストセラーである『7つの習慣』の著者・スティーブン・コヴィー博士の息子であるデビッド・コヴィーさんと、スティーブン・マーディクスさんが書いた『やってはいけない7つの「悪い」習慣』という本を読みました。

 

人生において、やってはいけない習慣、陥りがちな罠を7つ、ストーリーを交えて説明しています。

(このストーリーに出てくる「ヴィクトリア」というおばさんがまたすごくて、主人公にいろんなことを教えてくれます)

ちょうど人生の折り返し地点である自分にとって、良い教訓になりました。

ビジネス的なハウツー本ではないので、幅広い世代、立場の人に響くと思います。

今の生き方で良いのか、モヤモヤしている人が読めば何らかのヒントが得られるはずです。

7つの陥りがちな罠

実は、『7つの習慣』のほうは途中で読むのをやめてしまったのですが・・(^^;こちらは身につまされる想いがあったからか、一気に読んでしまいました。

「これをやりなさい!」より「これはしちゃいけない!」のほうが分かりやすい実践しやすいからかもしれません。

大きく、以下の7つの陥りがちな罠が章立てで説明されています。

人によって響く章は違うかな、と思いました。

  1. 夫婦・恋人関係の罠
  2. 金・借金の罠
  3. 焦点の罠
  4. 変化の罠
  5. 学びの罠
  6. キャリアの罠
  7. 目的の罠

私の場合は特に1の夫婦関係の罠、3の焦点の罠、6のキャリアの罠が響きました。

夫婦・恋人関係の罠 主語を変えること

夫婦・恋人関係の陥りがちな罠で、

結婚しているのに主語が「私」のまま

といった部分を読んだとき、身につまされる想いがしました。

確かに主語が「私」の場合だとうまくいきません。

「私」はこうなりたい!→相手に変わってもらおう→相手はそう簡単に変わらない→愚痴、諦め・・・

ですが、主語を「私たち」に変えるだけで

「私たち」はこうなりたい!→私も、相手も変わろう

ってなれるんですよね。

相手が変わってくれるのを待っている、一方が我慢している、といった夫婦・恋人関係は多いと思います。

難しく考えずに、主語を変えるだけで良いと思えば光が見えてくるのではないでしょうか。

まして結婚して家庭をもつことが普通じゃなくなった現在。

ひとりでいるほうが楽に決まっているし、それが可能な時代にわざわざ結婚して一緒にいる意味は何なのか。

思い通りにならない他人と生きていくことによって得られる価値・人間力とは。

結婚していない人も、結婚している人も、そんな基本的なことを考えていくきっかけになると思います。

焦点の罠ー欲しいものは一瞬で手に入らない

急速に発展したインターネット社会で、押し寄せてくるものをちゃんと取捨選択しよう。そんな章でした。

なかでもうなずいたのが、

この上なく素晴らしいものを得るには時間がかかること

ということです。

ネットで検索すればいくらでも情報は出てくる、誰か答えてくれる、お金を出せば大抵のものは買える。そんな時代で人はみな忍耐力がなくなっているのではないか、そんな話でした。

例えば返信のスピードも昔と比べるとすごく早くなってきていますよね。

「大人買い」なんて言葉もあるくらいで、楽しみを引き延ばせない人も多くなりました。

インターネット上で恋人を探せたり、人とのつながりを探せたり。

本当に忙しない世の中になりました。(おばあちゃんみたいな発言ですみません)

でもやっぱり本当に素晴らしいものって生涯をかけるくらいでないと見つからないものなんだって、

ほとんどの人が気付いていると思います。

押し寄せてくる取るに足らない情報に振り回されずに、いかに自分の本当の人生の目的を達成するか。

私の場合、やらないと決めた「やらないことリスト」を毎日見て、実践していますが、あらためて取捨選択をしていこうと思いました。

キャリアの罠ー好き・貢献できる以外に必要な要素も

ちょうど先週書いた記事と似た内容でタイムリーでした。

「好き」を仕事にするには?自分が「できること」から考えていく方法もあり

 

単純に私は「(自分にとって)好き・きらい」「(他者にとって)できる・できない」でマトリクスにして4つに分類していましたが、

これに加えて適正な報酬、アイデア、情熱、目的意識がキャリアに必要であることが書かれていました。

この「キャリアの罠」の章は、いま会社員、または独立して安定した収入を得ているけれどもやりがいがない、このままでよいのかと悩んでいる人の教示になると思います。

確かに、どれか一つ欠けたらキャリアは継続できない、継続できたとしても虚しい働き方になってしまうことが

分かります。

働いている人すべてにお勧めできる章ですね。

 

まとめ

『やってはいけない7つの「悪い」習慣』のお勧めできる点、気づきを紹介しました。

幅広い年代、様々な立場の人が人生について何らかの気づきになる本だと思います。

(男女間でも感想は全然違うかと。私は主人公の男性に「しっかりして!」とハラハラしながら読みました(^^;)

編集後記

週末は、姉から修理の依頼を受けたアクセサリーを修理したり。

※ストックしているパーツがあるためすぐ完了※

 

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