心理カウンセラーの野口嘉則さんが書いた『鏡の法則』という本を読みました。

この本を要約すると、「目の前で起こっている現実は自分を映し出した鏡である」

ということです。

「因果応報」と意味としては近いかもしれません。

目の前で起こる現実は良いこともあれば、悪いこともありますが

悪いことだと

「なぜ私がこんな目に・・」

と思いがちです。

でもそんなときに自分の心の中を探ってみると解決の糸口が見つかるかもしれない、

そんなことを教えてくれる本でした。

特に、親子関係等の人間関係に悩んでいる人、

目の前に起きていることにどう対応して良いか悩んでいる人にお勧めです。

(ちなみにこの本の装丁を担当している八木美枝さんという方は私が初めて出版した書籍『会計と決算書がパズルを解くように分かる本』の表紙も担当してくださいました。素敵な色使いでとても気に入っています)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

目の前で起こっていることはいつも正しい

この本には自分の子供がいじめられていることに悩む女性が登場します。

どうにかして目の前のことを解決したい、そう思っているときに

アドバイスされたのが実は子ども自身ではなくその女性が抱えている心の闇でした。

過去の親子関係、現在の人間関係で

自分の中で解決できていない感情があり、

それが現実となって目の前の子供に関する問題に現れていると。

すべてがそうだとは言い切れないとは思ったのですが、

この辺は少しドキッとしました。

誰しも過去や現在に、

「理不尽なことをされて、どうしても許せない人」

「悪いことをしてしまったので謝りたい人」

などいるでしょう。

これらの心の闇が解決できていないと、

別の形であらたな問題として現実に現れる、

これは自身の経験にも当てはまると思い気付きとなりました。

悪いことが起こったら立ち止まって考えるチャンス

ですので悪いことが起こったら

過去、現在で自分の心の中で滞っている負のエネルギーがないか、

本当は大切にしなければいけないことなのに大切にしていないものがないか、

といったことを立ち止まって考えてみるチャンスかもしれません。

わかりやすいのが

病気になってみて初めて健康のことを考えることですよね。

現実に起こっていることが自分を映し出す鏡だとしたら、

心の中がいつも前向きでポジティブであれば

現実もそのようになっていくはずです。

逆に心の中で誰かを軽蔑したり、憎んだりしたら

現実も誰かに軽蔑されたり、憎まれたりして荒んでいくはず。

悪いことが起こったら、

「自分を変えるチャンス」

と前向きに考えてみることが大切ですね。

そして毎日の一つ一つの行動が、

のちに鏡のように自分の目の前に現れることを考えて

生きていきたいものです。

 

この本は読みやすく、1時間程度あれば読み終える分量です。

(ただ、最後は涙腺が緩むので注意(特に子供がいる方))

 

編集後記

昨日はコンサルティングの準備、確定申告、質問対応、ゲラチェック。

 

最近のあたらしいこと

蒸し器なしで蒸し料理(ざるを使って)

« »