税理士は先生と呼ばれることが多い

税理士は先生と呼ばれることが多いです。

勤務しているときは直接お客様と契約したり税理士会とやりとりをしたりということが少なかったため意識していませんでした。

しかし、独立してみると先生と呼ばれる機会がとても多くなりました。

他の士業はどうか分かりませんが、ここまで先生と呼ばれる職業は珍しいのではないかと思いました。

そこで私はふと冷静に「なるほど、これで勘違いして偉そうになってしまうのだな・・」と考えてしまいました。

 

言葉や態度にあらわれてくる

もちろんすべての人には当てはまりませんが、税理士は上から目線的な方が多いと思います。

仕事を離れてプライベートでも言葉や態度にあらわれてくるような気がします。

「~してあげる」などは典型的な上から目線的な言葉遣いではないでしょうか。私はとても気になります。

今まで記帳や申告は税理士にしか分からない業務としてブラックボックス化されていたから「記帳してあげる」「申告してあげる」という意識になっていたのでしょう。

でも今や税理士のそういったブラックボックス的な仕事はなくなりました。

ある程度の知識のある納税者であれば自分で決算、申告までもできるような時代になりました。

まずは「今まで税理士が行ってきたことの価値が低くなっている」という意識改革的なところから始めなければいけないのではと思います。(幸い、私は税理士業界としては浅いのでこれが当たり前なのですが・・)

 

他の分野を勉強してみる

税理士は「税務」の分野での専門家に過ぎません。

たまに他の分野について勉強してみるのですが本当に知らないことばかりです。

冒頭の写真は息子から借りた世界の歴史シリーズの漫画です(笑)。

とある方が書いた世界史の本を読もうと思ったのですが全体像を理解していないのでまずは世界史の概要を学びなおそうと思ったのでした。

歴史はこれからビジネスをやっていく上で役立つと思ったのもあります。

読んでみると結構難しいです。日本史と違って人名も印象に残りにくいですし・・。

(これを読む対象となっている小学生や中学生はすごいなあと思いました)

このように、たまに別分野を勉強してみて「あー知らないことたくさんあるなあ」と思うのは重要だと思います。

とかく税理士のような専門家は深く掘り下げることはするのですが周辺をあまり見ない傾向があるように思います。

しかしこれからの時代は深く掘ること以上に周辺にあるものを結び付けて新しいものを生み出す力が必要になるはずです。

息子から借りた漫画はまだ3巻目ですが(ヘレニズム文明とアレクサンドロス代行の遠征のあたり・・)今日も頑張って読みます。

 

まとめ

税理士の特徴である「先生」と呼ばれることについて違和感があったのでこの記事を書いてみました。

私自身も、知らず知らずに天狗になっていないか、報酬をもらうのが当たり前になっていないか、自問自答していきたいと思います。

 

編集後記

息子が音楽の授業で英語の歌を歌ったとのこと。

ビートルズか何かかな、と思ってプリントを見てみると「MY DIRECTION」の「Story of my life」でした・・今どきですね~

私が中学生のときはビートルズのYesterdayとかを歌っていました。

「Story of my life, I take her home~♪」と歌っている息子を見て時代はどんどん変わるのだな・・と思いました^^;;

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