1万いいねより、ひとりの理解者
2/262024
カテゴリー:人間関係
世界的に有名な人でも、
フォロワー数がたくさんいるインフルエンサーでも、
孤独な人が多いようです。
「こんな人気者がなぜ…?」
と思う人も多そうですが、
なんとなく今はその理由がわかります。
最近は、1万「いいね」もらうより、目の前に「ひとりの理解者」がいる
ほうがずっと心は満たされると考えています。
※あなたの話を「聴いてくれる」人はひとりでもいる?
SNSで話題になっていること=みんなの意見じゃない
よく、テレビで
「こんなことがSNSで話題になっています」
と流れていますが、
「意味あるのかなあ」と思います。
というのも、SNSで発言したり、コメントをする人は
全体の20%にも満たないからです。(2022年・Twitterの場合)
【サービス】男女に人気のツイッター・利用率10~20代男女で7割超、女性に人気のインスタグラム・利用率10~20代女性で8割超(2022年2月15日)|レポート|NTTドコモ モバイル社会研究所
その他の大多数の人は閲覧&反応しているだけ。
しかもその反応も、
「多くの人が注目している=これは正しいに違いない」
というバイアスがかかり、「いいね」ボタンを押しているだけ
と考えています。
SNSで話題になっていることが
みんなの意見かというととても怪しい。
とてもバイアスのかかった意見の可能性が高いです。
「いいね」は純粋な共感じゃない
「みんながいいと言ってるからいいねする」
がSNSであるとすると、
いいねやリポストの数ってどこまで意味があるのでしょうか。
しかも世論操作のために、Botがかなり利用されていて、
もはや人間でないロボットが意見を作り出しているとさえいえます。
アルゴリズムをわかっている人間は、
人のアテンション(注目)を利用して
ネガティブワードを使うなどテクニックを駆使して
「数」を釣り上げます。
一方、まともなことを言ってる人の意見は過小評価されます。
刺激がないからです。
私は常々大切なことは
非常にシンプルで、当たり前過ぎて、
誰もが見過ごしてしまうところにあると思っています。
今のSNSの仕組みでは、そういうキラッと光る
意見とうのはどうしても埋もれてしまうんですよね。
私がSNSの利用を最小限にとどめている
理由はここにあります。油断して見ていると、とんでもない渦に巻き込まれます。
1万いいねよりひとりの理解者
最初の話に戻るのですが、
いいねやフォロワーなどの「記号」をどこまで信じるでしょうか。
私は少なくとも信じないです。
数字を釣り上げている人気のある?人が幸せかというと
そうとも思えません。
現に、これだけ誰もが発信できるようになって
SNSもハックできるようになった時代で、
「孤独」が大きな問題になっています。
その原因は、単なる「いいね」や「リポスト」などの「記号」に振り回されて、
「聴いてもらっている」「自分の価値を認めてもらっている」
感覚が少ないからと考えています。
数万人のフォロワーがいても、
いいねがたくさんついても、
自分のことを本当に理解してくれている人が
ひとりもいなかったら孤独になりますよね。
今現実に、
目の前で「ただ自分の話を聴いてくれる人」
がひとりでもいれば人は孤独にならないのではないか。
いまのSNSは
「自分の話を聴いて!」という人だらけで
「聴く人」が全然いないように思えます。
だから、みんな孤独なるんじゃないかと。
↓こちらの本は現代に必要な「聴く力」について書かれていて、衝撃的でした。
LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる | ケイト・マーフィ, 篠田 真貴子(監訳), 松丸 さとみ |本 | 通販 | Amazon
自分の話を聴いてもらいたいなら、
まず聴くことから。
しかもそれは記号に振り回されるネットではなくて
対面であることが重要な気がしています。
まずは家族など、身近な人の話をじっくり聴いてみることからですね。
1万いいねより、目の前のひとりの理解者。私はそう思います。
編集後記
鎌倉駅の目の前に待望のPC作業ができるカフェが!(スタバ以外で)
早速朝の時間帯など、空いているときに利用しています。
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