立派な帳票や経営分析資料は本当に役に立っているか
10/172017
カテゴリー:ソロビジネスハック
顧問税理士がいても他の税理士に依頼するお客様
昨日はクラウド会計ソフト導入コンサルティングの打ち合わせでした。
元々顧問税理士がいるお客様ですが、「自分で数字とお金を管理したい」ということでご依頼してくださった方です。
顧問税理士がいても追加の料金を払ってまで自分で管理されたい方がいることにまずは驚きです。
顧問税理士から渡される立派な帳票(分厚いファイルに綴られた決算書や総勘定元帳)や経営分析資料があっても、お客様のニーズは満たされないという事実。
深く考えさせられました。
お客様の要望とのギャップ
そのお客様が望んでいることはいたってシンプルです。
- 資金繰りの管理をリアルタイムでしたい
- 儲かっているのか、いないのかをリアルタイムで知りたい
- 売掛・買掛管理を紙ベースでなくデータで効率的に行いたい
ということでした。
リアルタイムで数値管理をするクラウド会計ソフトを導入されたい理由がよく分かりました。
どんなに立派な帳票でも、1ヶ月後、2ヶ月後に出される数値では意味がありません。
特に事業環境の変化が激しい今の時代では、リアルタイムで数値を把握することは必須です。
そのお客様にとって必要なことは、「正確な数値を1ヶ月後に知ること」ではなく、「大体の数値でいいから今の状態を知ること」です。
ここにサービスを提供する側と受ける側とのギャップが起きています。
常にお客様の要望を考えていく
今回の件であらためて、
「惰性のサービスを提供していないか」
「お客様の要望を満たせているか」
は常に考えていかなければいけないと思いました。
時間をかけて作業しても、お客様の付加価値につながっていなければ意味がありません。
初心忘れるべからず。顧問料を初めていただいたときの感慨と覚悟をいつまでも忘れないようにしていきます。
編集後記
急に寒くなってきたので鍋の出番が多くなりました。
最近は鍋つゆもたくさん種類があって楽しいですね。
息子が鍋があまり好きでない(猫舌)なのがネックですが・・