寄付で世の中にお金を回す

お金を自分や家族のためだけでなく、

「感謝」の気持ちを込めて世の中に回していくことを

大切にしています。

 

そのひとつの方法が、「寄付」です。

日本の場合、文化の違い(すごい雑な説明ですが)

などを理由にあまり寄付は盛んではありません。

 

でもこの寄付、大きな効果があります。

それは、税金の使い道を指定できることです。

 

税金の使い道を指定できる寄附金控除という制度

日本の所得税法上、

個人が一定の寄付をした場合には

所得税、住民税が軽減される「寄付金控除」という制度があります。

 

例えば、認定NPO法人に100,000円を寄付した場合、

(100,000円 – 2,000円)✖︎ 40% = 39,200円

を、所得税額から差し引くことができます。

 

また、住民税(地域によって計算が多少異なる場合もあります)も

(100,000円 – 2,000円)✖︎ 10% = 9,800円

安くなるので、

寄付した100,000円に対して税金が約49,000円(39,200円 + 9,800円)安くなるので、

実質寄付額の半分近くの負担で済んでいることになります。

(寄付先の区分よって計算は異なります)

 

このとき、安くなった税金はどこから捻出されているのか。

答えは、結局のところ国や地方自治体が国民から徴収した税金です。

 

つまり、自分がサポートしたい!と思って寄付した金額のうち、

国や地方自治体に負担してもらうことで

実質国や地方自治体に対して税金の使い道を指定できている

んですね。

これって、なんだか嬉しいですよね。

 

(ちなみに「ふるさと納税」も仕組みは一緒ですが、

返礼品があり、お金持ち優遇など少々偏った制度なので

今回の話からは除きます)

 

お金を減らすことは難しいけど、充実感がある

実は今日のお話が紹介されていた本があります。

『90歳までに使い切る お金の賢い減らし方』

という本です。

 

この本に、「寄附金控除で税金のつかいみちを指定できる」

ということがずばり書いてあったんですね。

わたしは税理士なのにそのことにいままで気づかずにはっとしました。

 

世の中、「お金を増やす」ことばかり

情報が流れてるけど、

実は「お金を減らす」ことこそが

人生を充実させる方法だと、今は確信しています。

 

この本には私が感銘を受けた『Die with Zero』という本も

何度も引用されています。

以前、この本にとても共感したのでYouTubeをあげました。

Die with Zero – 税理士が人生を後悔しないためにしていること – YouTube

 

20代、30代など若いうちは手探りだし

経済的にも落ち着かないので仕方ないにしても、

40代以降はお金の使い方(減らし方)

にその人の生き様がとても現れると思っています。

 

スマートにお金を減らして、

人生終わらせたいと思っています。

 

お金を減らす方法は

寄付だけでなく、

当然自分のしたいことにお金を使う、

他人のためにお金を使う、

なども含まれます。

 

上記の2冊は、お金と人生の本質を考える上で

とても貴重な本です。

「お金ってなんだろう・・」とモヤモヤしている方が

いたら、是非読んでみてください。

 

編集後記

昨日は、引き続き金沢市内を歩き回りました。

東茶屋街などは観光客が多い印象でしたが、

それ以外はゆっくり街を楽しみながら歩く

ことができました。天気ももってよかった。

 

最近のあたらしいこと

あんころ餅 金箔入り

ゴーゴーカレー 金沢駅総本山

スターバックス コーヒー クロスゲート金沢店

八百屋のParlor Horita 205

柳宗理記念デザイン研究所 | 金沢美術工芸大学

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