20代、30代は割と分かりやすい本や映画が好きでした。

いわゆる「泣ける」本とか映画とか。

「明日から実行しよう!」と思えるような自己啓発本とか。

でも、40代以降はなぜか

すぐに理解できない本や映画が好きになりました。

今日は、最近読んだ本、観た映画で理解できなかったものを

紹介します。

 

すぐに理解できない現代詩の本

最近読んでみて心に「わからなすぎ」という感情を

与えてくれた本が、「今を生きるための現代詩」という本です。

今を生きるための現代詩 (講談社現代新書) | 渡邊 十絲子 |本 | 通販 | Amazon

 

たまたま、ラジオで知って読みました。

 

詩というと、小学校で音読させられたなーとか、

谷川俊太郎のほのぼのした詩のイメージしかなかったんですけど、

この本を読んで詩っていろんなものがあるんだな、と知りました。

 

例えば

何を言っているのか全然わからなくて、

読んでて不気味になるような詩。

 

言葉遊びをただ楽しんでいるとしか思えないような詩。

 

著者も書いていましたが、

日本語は同じ音でも違う意味になってしまうケースがとても多いので、

音読に向いていない詩、つまり黙読前提の詩も多いのだとか。

日本語は本当に特殊な言語なんだな、と勉強になりました。

 

そして、

「読んですぐに理解できないことを楽しむ」

ことも理解できました。

 

確かに、目で追うだけで

見慣れない漢字で

よくわからないけどオシャレ、と感じるような

詩もありました。

 

きっと長い年月をかけて理解できるかもしれないし、理解できないかもしれない。

それでいいんだなと。

こういう楽しみ方があることは、新鮮な驚きでした。

この本は本棚にずっと置いておきたいですね。

 

一見するとおじさんのルーティーンを描いた映画

最近観て「すぐに理解できない」と感じた映画が

「Perfect Days」という映画です。役所広司さんが主演です。

 

この映画は役所さん演じる都内のトイレの清掃員のおじさんの1日のルーティーンが

ほとんどを占めています。

 

たまにイレギュラーな出来事(とはいってもそこまでの事件じゃない)

は起こるけど、それもルーティーンに飲み込まれていく。

 

それでもなんだか映画全体を通じて「美しいな」と思ったんですよね。

わざとらしくなく、本当に自然で。

(本当に綺麗に掃除するんですよね)

 

監督のヴィム・ヴェンダースのインタビューもあとで見たのですが、

「フィクション・ドキュメンタリーのどちらの要素もいれた。物語性をなるべく強くしないようにした」

と話されていて納得しました。

確かに、あまりに役所さんの演技が自然で何かのドキュメンタリーを

見ているような気分になりました。

 

「物語性」って、ときにコンテンツを台無しにするんですよね。

昔はアクシデント満載の物語性のある映画でないとつまらないと

思っていたけど、そういう映画を今見るとなんだか演出じみていて

さほど心が動かなくなりました。(たまにはそういうのも見たいけど)

 

すぐ理解・感動できるような本、映画はすぐ忘れる。

物語に頼らない、読む人・観る人になんらかの「わからないモヤモヤ」を与える

本・映画が今は好きです。

「すぐに理解できない」って実は幸せなことかも。

ずっとあけられない宝箱を抱え続けてるような気分です。

 

編集後記

昨日は、夕方にメルマガ読者限定でメタバースプラットフォーム「cluster」

を使った新年会をしました。3年連続やっています。

メタバースって、その場の一体感とか臨場感とかあって

ZOOMなどとは違う良さがやっぱりあるなーと。

定期的にこういうイベント、やっていきたいです。

 

最近のあたらしいこと

花神楽 パンダ焼き 鎌倉店

鎌倉駅西口目の前にあるパンダの形をしたカステラ屋さん。

いつも並んでいてちゅうちょしていたけど

たまたま並んでいなかったのでGet!

ふわふわ生地の中にあんこ、キャラメルクリームなどが入っていて美味しかったです。

« »