AIでいくらでも文章が書ける時代。執筆者として何に重点を置くべきか。

AIでいくらでも文章が書ける時代。執筆者として何に重点を置くべきか。
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これまで、10冊(共著、電子含む)の書籍を書き、今も依頼を受けて書いています。

前作と大きく状況が変わっています。もちろん、AIの進化です。

AIでいくらでも文章が書ける時代に、執筆者として何に重点を置くべきなのか、考えてみました。

8万文字の書籍が…

現在、私は生成AIのChatGPT&Claudeに支えてもらいながら書籍を書いています。

もちろん、どちらも有料プランに入っています。(ChatGPTは研究のため最高プランのProにしています)


ChatGPTは書いているときにわからないことがでてきたり、ちょっとした語彙の提案をしてもらいたいときなどに利用しています。

Claudeは、なんといってもその自然な文章が強みなので、

「ひとまず書いて」と乱暴に投げてたたき台を作ってもらって参考にしています。


実は、

8万文字の書籍、書いてくれるかな?

と半信半疑でClaudeのプロジェクト機能を使って

目次案や依頼文を投げ込んで書いてもらったことがあります。


そうしたら、なんと書いてしまいました。

(途中、タイム切れになるので「続けて」を繰り返しつつ)



「いくらなんでも内容はたいしたことないだろう」

と思って見てみたら…いや、これそのままちょっと手直しして出しても問題なさそうだったんです、本当に。

もちろん、自分の名前で出したいかというとそれは全く別です。「世の中に出ていてもおかしくないな」と思うレベルだったのです。

色々、考えざるを得ませんでした。

AIが書ける本を書いても意味がない

8万文字の書籍が、目次や依頼文を投げただけで一定以上のレベルで書けてしまう時代です。

今までだったら、法律や解釈、判例を調べて正しいかチェックして…と膨大な時間を要していた作業が、不要になりました。

でもこれは全然嘆くことでもなくて、

その分

「どうやったら読者に興味を持ってもらえるか?

「どういう構成が新しいか?

など「創造的なこと」を考える時間が増えたんですよね。

というか、そういう創造的なことを考えないで

書く本って、正直今後はAIに書かせたほうがいいと思っています。人間がわざわざ時間を使って書くものじゃないなと。

執筆者としては楽しい

8万文字の書籍をあっという間に書かれたときはしばし唖然としましたが、

これはチャンスかも

と思ったのも事実です。


というのも、これまで、AIがやってくれること(法律検索、事実確認、図解作成など)

を自分でやっていたためどうしても時間が限られ、

創造性を発揮できる機会が少なかったからです。


「税金の本に創造性なんて必要ない!」という人もいるかもしれませんが、

いえいえ、創造性ない正確な文章はAIのほうがいいんですってば。


私はありがたいことに「どうやったらもっと面白くなるだろう」と考えることが好きなので、この創造性の発揮に時間を取れるようになったのは本当にありがたいです。

正直前作までは書くことが苦痛になる期間もありましたが、今はChatGPTとClaudeという強力なパートナーがいる、というだけで安心感が全然違います。人間としての本分(創造性)に力を入れられることが楽しいです。


私が実際に体験したことや、気軽に読めるコラムを差し込む余裕などもでてきます。

この「本をより人間の創造性にあふれるものにする」ことに重点を置けるかどうかが、

執筆者としての力量が問われる時代と考えています。

まとめ

AIでいくらでも文章が書ける時代に、執筆者として何に重点を置くべきかを考えてみました。

AIは諸刃の剣で、使い方には気をつけなければいけませんが、

私にとっては今のところ「楽しさ」に寄与してくれる存在です。

編集後記

週末は、少し体調を崩したので「弱さ考」という本の読書を。

感想もnoteに書きました。

こういう正解のない本が大好きです。

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