契約に至らなかったケースはたくさんある

独立してから、お問い合わせいただいたお客様についてすべて契約に至ったわけではありません。

面談をしてから先方から連絡をいただけなかった、

話を聞いたうえでこちらからお断りさせていただいた、など経験しています。

現在は顧問の受付を停止しているため、機会損失が発生しているかもしれません。

ただそれでも全体最適とはなっていると思うので、気にしていません。

顧客を抱え込まないほうが、自分にとっても、周り(お客様・同業者)にとってもメリットがあると思っています。

※たまにはドーナツでもたべましょ

自分のメリット

顧客を抱え込まないことは自分にとってメリットがあります。

もちろん生活できる程度の売上は必要ですが、時間とのバランスも大事です。

私の場合は、自分・家族との時間に仕事が入ってきてしまう前に仕事をとめています。

この価値観は人それぞれですし、必要な金額も全く違うと思っています。

いずれにしても「自分が生きていくために絶対守りたいもの」をはっきりさせることによっておのずと自分のできる上限は決まってくるはずです。

お客様のメリット

依頼していただいけれど連絡が途絶えてしまったお客様。

きっと、初回の面談で何か感じたことがあるのでしょう。

こちらも連絡が途絶えたお客様に催促することはありません。

残念なことではありますが、双方に良いことだと思っています。

合わないままなんとなく仕事を始めてもずっとモヤモヤしてしまうでしょう。

また、私のHPを見て「税務顧問停止中か」と、違う税理士を検討される方もいるでしょう。

こちらもそれはそれで良いと思っています。

税理士は全国に7万5千人もいます。見つけられないということはないと思います。

キャパシティを超えて受けて入れてしまったら、既存のお客様、新規のお客様両方に迷惑がかかることになります。

パンパンの税理士にお願いするリスクは高いと思いますし、きちんと対応できる税理士を探すことが

お客様のメリットにつながると思っています。

同業者のメリット

お客様を抱え込まないメリットは同業者にもあるはずです。

以前大手の税理士法人の役員の方に聞いた話ですが、

大手の税理士法人の支店が、同じ地区にできただけで

「顧客がとられるから来るな」

と言われるそうだとか。

思うに、税理士事務所はどこも案件を抱えすぎではないかと・・。

この時期(1月~3月)は、

  • 今日も終電だ
  • 償却資産申告書あと〇十件・・。
  • 資料が集まらない、終わらない

などの声を聞くことがあります(私も経験があり、見ていて辛くなります。)

かと思えば、お客様が見つからない、売上がたたない、だとかの話(私も開業1年はそうでした)もあって、

もうちょっとうまく全体配分されればよいのに、と思うことがあります。

自分がお役にたてなかったお客様は、ほかの同業者の売上になっている、そう考えられれば良いのではと。

同業者というとどうしても「敵」ととらえがちですが、自分ができる範囲を対応し、

それ以上になってしまいそうだったらお願いする、そんな形で仕事を循環させていけば、

仕事が極端に多い・少ないに悩まされる同業者も少なくなるのではないでしょうか。

 

まとめ

顧客を抱え込まないほうが、自分にとっても、周り(お客様・同業者)にとってメリットがあると思うところを書きました。

「なにがなんでも顧客は渡さないぞ」

という考え方も間違いではないでしょうけども。。もうちょっと視野を広げて考えてみると

全体最適につながるために仕事を上手く手放すスキルも今後大事になってくると思います。

 

編集後記

昨日は、法人、個人のお客様の申告をがっつりと。雑誌執筆も少々。

 

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