提携先は、紹介ではなく自分で探したほうが良いと思う理由
11/242017
カテゴリー:ソロビジネスハック
税理士業をやっていると、自分だけで完結できず他士業にお願いする業務が発生することもあります。
例えば、会社設立。会社設立は主に行政書士・司法書士が専門です。
最近会社設立を含めたご相談が増えてきました。
勤務時代は士業の方と関わることはほとんどなく(経理部にいたので税理士、会計士、社労士はあった)、
独立後も税理士以外の士業の方と関わってこなかったので知り合いはほとんどいません。
かといって異業種交流会で名刺交換しただけの人にお願いするのも、お客様のことを考えれば安易すぎかと・・。
知り合いの税理士や紹介会社から紹介してもらう方法もありますが、自分で探すことにしました。
自分で探すことのメリットのほうが大きいと考えたからです。
自分で探すメリット
条件を細かく絞ることができる
もし知人や紹介会社に紹介してもらう場合、あまり細かい希望は伝えられないでしょう。
私の場合、
- HPがある
- お問い合わせフォームかメールで問い合わせ可能
- 横浜近辺
- 国際取引に強い
- ITに拒否感なし
といった細かい希望があるので自分で条件を絞ってネットで探したほうが良いという結論になりました。
手数料が絡まない
紹介だと、どうしても手数料が絡んできます。
知人や紹介会社経由だと紹介してもらう側は何らかの紹介料を払うはずです。
そうなると紹介料回収というインセンティブが働き後々ミスマッチにつながる可能性が高くなります。
一方手数料が絡まない相対取引は、ミスマッチが低くなります。
ビジネスライクに動ける
紹介の場合、知人や紹介会社に紹介してもらう負担がかかります。
紹介会社はともかくとして、知人の場合には後からちょっと違うかも、と思っても解約しづらい部分があります。
一方自分で探す場合、労力がかかるのは自分だけです。
なので違うな、と思ったら自分の判断だけでスピーディーに動くことができます。
紹介は一見ありがたい部分もあるのですが、ビジネスライクに動けない面がマイナスであると考えています。
自分で探すデメリット
一方自分で提携先を探すデメリットとしては、時間と労力がかかることです。
ただ私の場合HPがあることが前提なので、ネットで検索して出てこなかったところは対象外なのでそれほどでもありません。
業務開始までに時間に余裕があることが必要でしょう。
他士業のサービスを探してみて気づいたこと
今回他士業のサービスをネットで探してみてあらためて気づいたことがあります。
まず「会社設立◯円から!」「格安設立代行」など安さを売りにしているページは逆効果だなと感じました。
私自身も安さがお客様の大きな基準だろう、と当初思ってましたが、自分で探してみてそうでないことに気づきました。
「安さの犠牲になっているものはなんだろうか?」とどうしても考えてしまいます。
業務効率を上げたとしても、限界はあります。安さの影には質の低さや、従業員の過酷な労働環境が関係しているはずです。
次に、得意な分野がよく分からないHPが多かったことです。
社員の楽しそうな写真があっても、ずらーっとメニューが並んでいても
「ここにお願いしてもいいだろうか?」
の判断基準となるものがどこを探してもないページが多い印象でした。
ブログなど最新の情報や考え方を発信している人もほとんどいませんでした。
自分がサービスを探す立場になると、今後の自分の打ち出し方など参考になる部分が沢山でてきます。
他士業のサービスの打ち出し方を研究することも大切ですね。
まとめ
提携先は、紹介ではなく自分で探したほうが良いと思う理由と、気づいた点をまとめました。
ネットがまだない時代であれば紹介は一番の手段だったかもしれませんが、今は「ネットに情報がある」ことが前提の時代です。
紹介を通さない相対取引は時間も労力もかかりますが、その後のミスマッチが少なくなると考えています。
編集後記
祝日は夫と息子が2人で出かけてくれたので安心して(?)家事や仕事を行うことができました。